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2015/10/01更新

人工知能に負けない脳 人間らしく働き続ける5つのスキル

121分

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人工知能時代において求められるスキルとは

脳科学者の茂木健一郎氏が、来るべき人工知能時代において、人間としてに役割と磨くべきスキルについて紹介している一冊。


■IQや偏差値がナンセンスな時代に
コンピューター技術が今のスピードで発達し続けると、ある地点で人類の知能を超える究極の人工知能が誕生する。それが30年後の2045年だと予測されている。人工知能プログラムが人間の知能を超えて進化し続けると、コンピューターは自分で自分を改良できるようになっていく。つまり、人工知能の能力はどんどん「ブラックボックス化」していく。そのため、人工知能をどうコントロールするのかという点が問題になっている。

人類の知能を超えた人工知能は、あえて数値化すればIQ4000といったレベルになるとも言える。こうなると、人間と人工知能のIQを比較する事自体、もはや意味がない。人工知能時代にはIQや偏差値などナンセンスとなり、そもそも気にする必要など全くなくなる。計算力や記憶力を活かした仕事は、人工知能にまかせてしまえばいい。

超短要約

コンピューターが今のペースで進化し続ければ、ある地点で人類の知能を超えるとも言われている。これは「2045年問題」と呼ばれている。そして、人工知能が発展する事で、これまで人間にしかできないと思われていた仕事が、ロボットなどの機械に取って代わられると言われる。

・人工知能が人間に勝る働き方
①書類作成
②計算力
③記憶力
④データ検索&解析
⑤オペレーション業務全般

・人間が人工知能に勝る働き方
①コミュニケーション
②直感やセンス
③身体性
④発想アイデア
⑤イノベーション

これらのスキルを磨いていく事こそ、これからの人工知能時代を生き抜く大きな武器になる。人工知能が優れている仕事は人工知能に任せ、人間は人工知能に負けない働き方を目指していけばいい。

著者 茂木健一郎

1962年生まれ。脳科学者 ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別研究教授 「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係(心脳問題)についての研究を行っている。また、脳と神経に関する一般読者向けの解説書を多く執筆し、テレビ番組や雑誌、週刊誌などマスメディアで積極的に活動している。 著書に『脳と仮想』『ひらめき脳』『生命と偶有性』など。

この本を推薦しているメディア・人物

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土井 英司

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに 人工知能時代に求められる「人間らしい働き方」 p.2 3分
第1章 人工知能がいま、すごいことになっている! p.17 14分
第2章 これからの時代に求められる人間の役割とは何か? p.45 16分
第3章 人工知能に負けないスキルを磨いていこう! p.77 20分
第4章 人工知能に負けない発想を磨いていこう! p.119 18分
第5章 人工知能に負けないイノベーション・ライフを目指そう! p.157 15分
おわりに 人生は常にモーツァルト・モードで行こう! p.187 2分

この本に影響を与えている書籍(参考文献、引用等から)

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ユーザーのしおりメモ (1)

Makoto Endo

・人工知能が人間に勝る働き方
①書類作成
②計算力
③記憶力
④データ検索&解析
⑤オペレーション業務全般

・人間が人工知能に勝る働き方
①コミュニケーション
②直感やセンス
③身体性
④発想アイデア
⑤イノベーション
2016-11-06