「話し方」講座の講師として7000人以上に指導したデール・カーネギーが、話す力を身につけるためにはどうすれば良いのかを紹介している本。
■「話す力」を最大限に得るために必要な4つのこと
①能力の獲得を、強く望み続ける
願いが深いものであるほど上達が早くなるのは間違いない。新たに手に入れた能力を発揮した時に得られる満足感と喜びを想像すること。
②何を話したいのか決めてから話す
自分が何を話すべきかをわかっていなければ、聞き手と向き合った時に自信が持てない。
③自信があるように振る舞う
行動は感情に従うようにみえる。しかし行動と感情は同時に起こる。よって意思の力が効きやすい行動の方をコントロールすれば、意思の力が効きにくい感情の方も間接的にコントロールができる事になる。聴衆を前に勇気を出さなければならない時は、勇気があるかのように振る舞う。
④実際に練習する
人前で自信を持って話せるようになる唯一確実な方法は、話し方の練習を重ねる事である。
「話す力」を獲得するためのポイント
①能力の獲得を、強く望み続ける
②何を話したいのか決めてから話す
③自信があるように振る舞う
④実際に練習する
⑤本物のメッセージを持つ
⑥話す前に、十分に準備をする
⑦アイデアをメモする
⑧100の材料を集めて90を捨てる
⑨メモした材料やアイデアを並び替える
⑩話の構成を考える
⑪原稿は口述筆記で作る
⑫熱意を持って話す
⑬自分の話の価値を信じる
⑭弱い言葉を使わない
⑮相手を愛する
⑯相手に伝えたいという意識を持つ
⑰休息する
⑱笑顔
⑲意見が異なる相手には、敬意と共感を示す
⑳一緒に解決すべきテーマを投げかける
著者 デール カーネギー
1888年生まれ。アメリカ合衆国の実業家、作家、ビジネスセミナー講師。 『人を動かす』『道は開ける』などの自己啓発書は2000万部以上の売上を記録。 大学卒業後、新聞記者、俳優、セールスパーソン等、雑多な職業を経て、YMCA弁論術担当となり、やがてD・カーネギー研究所設立。人間関係の先駆者として名声を博す。 実業家のアンドリュー・カーネギーとは血縁関係はない。
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
第1章 あなたも必ず「話す力」が獲得できる | p.9 | 6分 | |
第2章 「話す力」を最大限に得るために必要な4つのこと | p.19 | 7分 | |
第3章 「話す力」を強化するための準備 | p.31 | 19分 | |
第4章 思考と説得力を強化する方法 | p.65 | 18分 | |
第5章 大事なことを忘れない強い記憶力を得る方法 | p.97 | 12分 | |
第6章 相手を引きつけ離さない技術 | p.119 | 14分 | |
第7章 最大限に「伝える」技術 | p.145 | 12分 | |
第8章 誰よりも注目される存在感を作る技術 | p.167 | 8分 | |
第9章 聞き手を味方に変える技術 | p.181 | 11分 | |
第10章 「話す力」を発揮するために不可欠な3つのこと | p.201 | 7分 | |
「話す力」を獲得するための20のポイント | p.214 | 3分 |
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