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2015/09/03更新

逆境の教科書 ピンチをチャンスに変える思考法

141分

2P

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逆境を乗り越える方法

49歳で会社を乗っ取られ、資産230億円を失ったが、その後再び起業して成功をおさめた著者が、逆境を乗り越えるためのシンプルな方法を紹介。ピンチに陥った時に、すべき考え方、行動は共通していると説く。


■逆境を乗り越える力は自分の中にある
今、体験している逆境の中に再起するきっかけが必ずある。どんなに酷い目に遭っても、人生には必ず「いいもの」が残っている。逆境の最中にある時、誰もが自信を失い、その逆境がいつまで続くと感じてしまう。しかし、人間は本来どんな逆境も必ず乗り越えられる。なぜなら、逆境の最中に「あなた自身が」あなたを救うからである。

直感、信頼関係、勇気、決断力、自尊心。逆境を乗り越えるきっかけは色々な形で現れる。でも、それらはすべて、あなたの中に備わっている力である。どんなに困難な状況であろうとも絶対絶命はない。自分を信じさえすれば必ず活路はある。ときには逃げ道が見つかる。

超短要約

■逆境を乗り越えるための必要条件
逆境中の心の状態では、具体的に行動を起こそうにも起こせないのも事実。その時は、自身に語りかけるところから始まる。逆境を乗り越える力を発揮するための1つの条件は、自分を表に連れ出す事である。傷つき打ちひしがれている自分の心を自分自身が治し、癒す必要がある。つまり、「自分」は「敵」ではなく「味方」にする必要がある。

「自分を味方にする」ための具体的な方法は「自信を持つ」に尽きる。人は、自信の有無によって、結果が全然違ってくる。逆境の時は自己否定感情が強くなっているため、自分の「長所」や「魅力」が見えなくなっている。でも、自分の「強み」に気付けば、それが自分の「自信」になる。その「強み」が逆境を乗り越える「武器」になる。

著者 山口 伸廣

1948年生まれ。実業家 20代で設立した建築会社を皮切りに、建築・不動産業を中心に事業を拡大。40代で総資産230億円を築く。しかし49歳で会社乗っ取りに見舞われ、一晩で資産ゼロに。 その後、再び起業し、現在は上場企業を含む十数社の経営に携わる。アートへの造詣が深く、人間国宝が実際に作陶した茶碗で抹茶が頂ける「人間国宝美術館」(神奈川県湯河原町)、全国各地に出張して無料で美術品を展示する「出張美術館」、東京藝術大学教授が考案したアート教育をカリキュラムに持つ幼稚園運営など、次々にアート関連事業を展開。

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帯
俳優 片岡 鶴太郎

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.3 4分
第1章 逆境は必ずなんとかなる p.19 16分
第2章 逆境を乗り越える5つのアクション p.51 6分
第3章 逆境のときするべきこと①「自分自身を知る」 p.63 18分
第4章 逆境のときするべきこと②「考え方」 p.99 20分
第5章 逆境のときするべきこと③「行動パターン」 p.139 18分
第6章 逆境を乗り越えた先に広がる世界 p.175 14分
あとがき p.202 2分

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