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2015/09/01更新

稼ぐ会社の「課長心得12カ条」

144分

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課長とはいかにあるべきか

京セラ創業者の稲盛和夫氏から直接教えを受け、JAL再建時には副社長として、経営を担った著者が、会社組織の要である課長の心得について書いた本。課長とはいかにあるべきかについて説かれています。


■課長に求められる3つの資質
課長とは「現場のリーダー」であると同時に、経営者としての立場でもある。課長とは、現場の仕事の成果、現場で起きる事のすべてに対して責任を負う立場である。このために、課長の役割は、まず、部下がいきいきと働ける職場を作り、部下に夢や明確な目標を与える事で組織をまとめ、メンバーが一丸となって目標を達成できるよう導く事である。

課長に必要かつ欠けてしまいがちな資質は、「起業家精神」「リーダーシップ」「向上心」の3つである。これは誰でも身に付け、磨き上げていける後天的な能力である。そして、3つの資質は企業の課長に普遍的に求められるものである。

では、課長は何を考え、どのように振る舞うべきか。課長に求められる資質は「課長心得12カ条」によって身につけられる。

超短要約

■課長の心得12カ条
①部と課の成長発展を常に考える:視野を広く持つ

②高い目標を定める:闘争心を高める

③自分の思いや夢を部下にハッキリと伝える:説得力・表現力を向上させる

④課内のすべての業務を把握する:細部にこだわる

⑤何が正しいかを判断基準とする:なぜその判断を下したのかを論理的に説明できる

⑥チームの力を最大限にする:ベクトルを合わせる

⑦先頭に立って行動する:闘争心を持つ

⑧取引先や社内の他部門との折衝の中心となる:お客様第一主義に徹する

⑨常に部下の様子に目を配る:部下との信頼関係を高める

⑩部下を褒め、叱る:部下の成長を早める

⑪特定分野において優れた専門能力を持つ:好奇心を高める

⑫自ら反省する事を忘れない:素直な心を持つ

著者 森田 直行

1942年生まれ。KCCSマネジメントコンサルティング 会長 大学卒業後、1967年、京都セラミック(現・京セラ)に入社。アメーバ経営の仕組みと情報システムの確立・推進を担当。 1995年、社内ベンチャーとして始めた事業をベースに京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)を設立、社長に就任(現相談役)。 2006年、京セラ代表取締役副会長。2010年、経営破綻したJALグループの再建に参画、副社長として稲盛和夫京セラ名誉会長とともに部門別採算制度の導入による経営改革を実行し、再建に貢献した。 2012年、中国に京瓷阿美巴管理顧問(上海)有限公司を設立し、董事長に就任。アメーバ経営の伝道に日々心血を注いでいる。

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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.2 3分
第1章アメーバ経営とは、どんな経営手法なのか p.17 8分
第2章 稼ぐ課長に不可欠な資質は「課長心得12カ条」で身に付ける p.31 11分
第3章 起業家精神―組織を発展させる課長の心得 p.51 33分
第4章 リーダーシップ―部下に目標を達成させるための課長の心得 p.111 32分
第5章 向上心―伸びる課長の心得 p.169 12分
第6章「課長心得12カ条」が強い幹部を育てる p.191 6分
おわりに p.202 3分

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