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2015/08/03更新

世界トップリーダー1000人が実践する時間術

113分

4P

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時間を意識的に使う

無駄な時間をなくすために必要なのは「時間を意識的に使う」というマインドセットである。「今は何のための時間なのか」を常に意識し続ける。行動は今までと同じでも、考え方を少し変えるだけでいい。

家族とのバカンス休暇を「仕事に備えてリフレッシュしている」、パーティーに参加するのは「長く続けられるビジネスの相手と、信頼関係を醸成するために必要だから」と考える。帰宅してから家で1人、軽くお酒を楽しむ時間は「アイデアを生み出すために自分と対話する時間」、眠る時間は「仕入れた情報を脳に定着させるための時間」と捉える。つまり、普通の人が「休暇だ」「飲み会だ」としか感じない一見すると意味のない時間にも、意識的に意味を与えている。

常に「今は何のための時間なのか」を自分に問う習慣がつくと、「本当に無駄な時間」を削れるようになる。そして、最終的には時間を使う事への罪悪感から解放される。「自分は有意義な事に時間を使っている」と思えるからこそ、時間に追われる事がなくなる。

まずは「人生のゴール」を定めること。今すべき事が瞬時に判断できる状態を作る事である。そうすれば、すべての瞬間がゴールへの道のり。「今何をすべきかを理解して、今しかできない事をしているから、何1つ時間の無駄がない」という理想的な時間の使い方ができるようになる。

自分の時間の価値を知る

時間を味方にするためには「自分の時間の価値」を知る事も必要である。トップリーダーは「自分の時間に高い価値がある」という事を知っている。彼らは、自分の能力に自信があり、ビジョンに自信がある、「自己重要感」の高い人間である。そのため、優れた能力を持ち、大きな目標を達成しようとしている「自分の時間」に高い価値がある事を確信できる。

誰よりも「自分の時間の価値の高さ」を知っているので、緊張感を持って自分の時間の使い方を考えるようになる。「今は何のための時間なのか」という問いが自然に生まれる。これが一瞬一瞬を大切に生きる事につながる。

「自分の時間の価値の高さ」を感じられる人と、そうでない人の違いは1つ。時間に対して無自覚な振る舞いをしている人達は「自己重要感」が低い。自己重要感の土台は、過去の努力である。休み返上で働いた経験、必死で勉強した経験などの努力と、その結果得られた目覚ましい成果や実績が、「自己重要感」を支える。他人には真似できない、血がにじむほどの努力をして、他人が到底達成できない成果を手に入れたという経験が自信に変わり、その積み重ねで「自己重要感」が高まっていく。