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2015/06/25更新

幸せになれる脳をつくる 「ポジティブ」を取り込む4ステップの習慣

280分

6P

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幸せな脳をつくる方法

脳はポジティブな体験を繰り返すことで、変化し、より幸せを感じるようになる。神経学者である著者が脳の特性を解説し、ポジティブな体験を自らに簡単に取り組む方法を解説しています。


■内面的強さを育てる
人の内面的強さには、ポジティブな気持ち、良識、誠実さ、内的な安らぎ、固い意思、温かな心、思いやり、愛着、EQ、レジリエンスなどがある。つかの間の心的状態とは異なり、内面的強さは安定した特性であり、幸福や賢明で効果的な活動、他者への貢献などの持続的な源泉となる。

内面的強さは、幸せと愛に満ちた実りの多い人生の基盤となる。平均すると、人間の強さの1/3は遺伝に基づいた気質や能力、気分、性格特性に組み込まれている。残りの2/3は時間をかけて発達していくものである。それらは、育てる事で自分のものになる。

脳は学習する器官であり、体験によって変化するように設計されている。私達が繰り返し感じる事、触れる事、望む事、考える事は、ゆっくりと神経構造を変化させていく。これは体験に依存する神経可塑性と呼ばれている。

超短要約

良いものの取り込みとは、ポジティブな体験を潜在記憶の中に慎重に内在化させる事である。それには次の4つの簡単なステップがある。

①ポジティブな事を体験する
②それを強化する
③それを吸収する
④ネガティブなものとポジティブなものをつなぐ

大抵のポジティブな体験は比較的短時間の穏やかなものである。しかし、それらを1日に6回ほど、1回に30秒もしくはそれ以下でも構わないので、取り込みを繰り返すと、それらはやがて、非常に有意義なものになる。一見ありきたりに見える体験の秘められた力を利用して、見た目より簡単なこの方法を実践していけば、レジリエンスを育み、苦悩を癒し、機能不全を修復し、人間関係を改善し、健康を増進させ、永続的な幸せを培う事ができる。

著者 リック ハンソン

カリフォルニア大学バークレー校 グレーターグッド科学センター シニアフェロー ウェルスプリング神経科学・瞑想知研究所創設者。オックスフォード大学、スタンフォード大学、ハーバード大学などでの講演に加え、世界各地の瞑想センターでの指導経験をもつ。16歳でカリフォルニア大学ロサンゼルス校に入学し、成績最優秀で卒業。

この本を推薦しているメディア・人物

帯
オックスフォード大学教授 マーク・ウィリアムズ
帯2 帯2
カリフォルニア大学デービス校教授 ロバート・エドモンズ
帯3 帯3
セラピスト ビル・オハンロン

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
まえがき p.4 3分
第1章 良いものを育てる p.16 12分
第2章 ネガティブなものほど脳に残る p.34 14分
第3章 「緑」と「赤」 p.54 21分
第4章 「HEAL」で自分自身を癒す p.86 16分
第5章 ポジティブな体験に気づく p.110 14分
第6章 ポジティブな体験を創る p.130 20分
第7章 脳を構築する p.159 14分
第8章 花が雑草を押しのける p.180 20分
第9章 活用法 p.210 24分
第10章 二一の宝石 p.245 50分
あとがき p.319 2分

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