アイデアを発想するための10種類の方法を紹介している本。優れたアイデアを出すためには数が必要であり、そのための代表的な方法を知れば、アイデアを出すことができると紹介しています。
■アイデアを出しやすくする3つの前提
①アイデアとは、「組み合わせ」でしかない
組み合わせは四則演算で十分。
・足し算:月見そば=かけそば+卵
・引き算:10〜15分で終わる床屋さん=床屋さんのフルサービスー洗髪ー髭剃り
・掛け算:サインペン8色セット=サインペン×黒、青、緑・・・
・割り算:住宅ローン=3500万円の一括払い÷30年(360回)
新しいアイデアも、分解すると要素自体は既に自分も知っていたり、経験した事があるモノやコトだったりする。後はどれを捕まえてきて、どうやって組み合わせるか。その一連の流れこそがアイデアを考える事である。
アイデアは、そのほとんどがくだらないボツ案である。だからたくさん出す。素晴らしいアイデアに巡り会うためには、たくさん考える必要がある。
アイデアは不完全。最終的な企画のパーツでしかない。その中に素敵なアイデアがある。アイデアは姿を変えていくものである。
著者 加藤 昌治
博報堂 勤務 多数の民間企業の新商品発売・新事業開始などのマーケティングPR領域と、M&A・事業統合・社名変更などのコーポレートPR領域の戦略・企画立案、実施を担当。 2005年度に日本PR協会主催の「PRアワード」でグランプリを受賞するなど多数の受賞歴を持つ。「考える」「アイデアを出す」技を鍛える実践的なワークショップも展開している。
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
THE21 2015年 07 月号 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
はじめに 「数、数、とにかく数! でいいんだ、ってこと」 | p.3 | 3分 | |
第1章 アイデアを出しやすくなる3つの前提 | p.19 | 8分 | |
第2章 アイデアを出す1──課題を細かく分割する | p.33 | 22分 | |
第3章 アイデアを出す2──課題をいったんズラす | p.71 | 12分 | |
第4章 アイデアを出す3──論理的に問いかける | p.91 | 15分 | |
第5章 アイデアを出す4──直観的に問いかける | p.117 | 13分 | |
第6章 アイデアを描く | p.139 | 13分 | |
第7章 チームでアイデアを出す | p.161 | 18分 | |
おわりに──アイデアを出すなんて簡単! | p.192 | 2分 |
アイデアのつくり方 [Amazonへ] |
アイデア・バイブル [Amazonへ] |
アイデアのヒント [Amazonへ] |
アイデア・スイッチ 次々と発想を生み出す装置 [Amazonへ] |
文体練習 [Amazonへ] |