アイデアを生み出すためにはどうすればいいのか。簡単に取り入れられる、アイデアを生み出すための方法が紹介されている本。
■アイデアを生み出す準備をする
アイデアは多すぎても少なすぎてもいけない。本当に使えるアイデアを適量だけ生み出せるかどうかは、準備にかかっている。
①アイデアを出す目的をシンプルにまとめる
アイデアを出そうとする時は、何よりもアイデアを出す目的をまとめる必要がある。目的が明確でなければ、優れたアイデアは生まれない。アイデアを出して何を成し遂げたいのか? なぜそれを成し遂げたいのかを問う。それから、そのアイデアは誰を対象としたものかを考える。
②アイデアの生み出し方を考える
アイデアを生み出すには、アイデアを出す「方法」と「人」を決めなければならない。まずは「1人でできないか?」と考える事から始める。「ブレインストーミングは人数が多いほど良い」というのは誤り。最適な人数は4人と言われている。
③サードプレイスを利用する
オフィスではまず優れたアイデアは生まれない。偉大なイノベーションの多くは「サードプレイス」で生まれている。いつもいる場所とは違うどこかで、アイデアは生まれる事が多い。
■原型となるアイデアを生み出す
①悪いところと良いところを3つずつ書き出す
②アイデアは枠の中で考える
③専門家の目を通してアイデアを出す
④アイデアのもとを拝借する
⑤絵や写真からひらめきを得る
⑥ランダムな言葉からひらめきを得る
⑦アイデアと流行との関連性を探す
⑧別人になったつもりでアイデアを出す
⑨理想的な状況と最悪の状況を思い浮かべる
⑩ひらめきのきっかけとなるものを探す
■アイデアを発展させてカタチにする
①言葉を貼り合わせて文章をつくる
②コンセプトをブレンドして新しいものを生み出す
③とことん考えて思考を深める
④歩きながらアイデアを発展させる
⑤「アウトライアー」に注目する
⑥アイデアは忘れた頃にひらめくものと考える
⑦深層意識を働かせ、創造力を高める
⑧どのアイデアが花開くかはわからない
⑨いいと思うアイデアにみんなで投票する
⑩みんなでいいと言えないアイデアはボツにする
著者 ケヴィン ダンカン
企業アドバイザー マーケティングを専門とし、講演や執筆活動も精力的にこなす。広告・マーケティング業界で20年働いた後に独立し、企業をよりよくするためのアドバイザーとなる。以後14年にわたってさまざまな企業にアドバイスを提供している。 創造性や効率性を称える賞を35も受賞。ロンドン大学キングズ・カレッジで講義を行う他、テレビやラジオなどにコメンテーターとして出演している。
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
帯 アカウント・プランナー マーク・アールズ |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
はじめに | p.6 | 0分 | |
第1章 アイデアを生みだす準備をする | p.15 | 9分 | |
第2章 原型となるアイデアを生みだす | p.59 | 9分 | |
第3章 アイデアを発展させてカタチにする | p.103 | 9分 | |
第4章 アイデアを見極める | p.147 | 9分 | |
第5章 アイデアを実行に移す | p.191 | 9分 |
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