仕事に対する満足度や意欲、生産性を高めるための60の方法が紹介されている本。自分に合ったものを簡単に実践することから始めると良いと説く。
■問題をチャンスに変える
本当に重要なのは、問題を探し求めるかどうかよりも、問題に遭遇した時にどう対処するかである。素晴らしいテクニックは「問題」を「やりがいのある課題」と言い換える事だ。「問題」なら避けたくなるが「やりがいのある課題」なら、思い切って乗り越えようとする対象となる。
■いつものパターンから抜け出す
聡明なはずの人達が、ワンパターンの日常を変えられなくなり、変化のない日々を繰り返している。同じ通勤ルートで職場に向かい、同じ場所で朝食をすませるなど、決まったパターンをほとんど崩さない。職場や家庭での生活をもっと充実した、愉快なものにしたいなら、いつものパターンを抜け出す事から始めよう。そうすれば創造力も刺激される。
■自分の会社についてもっとよく知る
自分の会社や製品・サービスについての知識が深まれば、効率的かつ効果的に仕事を進められる。旺盛な好奇心は仕事への意欲につながり、組織での存在意義も実感できるようになる。仕事での成功を望むのであれば、できるだけ自分の会社について学ぼう。
■生涯を通じて学習を続けると決心する
どんな職業であれ成功している人々を調べれば、彼らが継続的に学習していて、熱心な読書家である事がわかる。成功者はみな、日常的に多くの本を読んでいる。仕事でどこまで高く昇れるかを決めるのは、10年前に学校で教わった事ではなく、日常的な学習から得る知識なのだ。
■すべては自分の仕事だという意識で行動する
やる必要のある事は、言われるのを待たずにやる。職場で次に何をすべきか誰かに言われるのを、ぶらぶらしながら待っている人があまりにも多い。一方、リーダーは率先して行動する必要がある。何をする必要があるのかを見極めて、責任を持ってその仕事を確実に完了させるのだ。リーダーは何をすべきか言われるのを待ったりしない。彼らは行動するのだ。
会社で昇進したいなら、自分の仕事に責任を持ち、できる限り多くの事を自分の責任範囲に入れよう。リーダーとはあらゆる事がその人の職務の一部であるように行動し、要求されている職務をこなすだけでなく、会社にとってより価値ある人間になるための方法が他にもないか探すような人間の事だ。
■うまくいっている事に集中する
その問題を生み出したのと同じ意識で問題を解決する事はできない。うまくいっていない事から、うまくいっている事に焦点を移す事によって、目的を達成する新しい方法を見つけ出せるだろう。「何がうまくいっているか?」という質問をする事によって、価値の低い、採算の悪い活動に時間を使うのをやめ、既に成功している事に努力を集中できるだろう。
■今すぐ幸福になると決める
より幸福になる方法は、単に幸福でいる事だ。幸福にする事を見つけてそれをしよう。思考をコントロールして、いい気分になれる事だけをじっくり考えるのだ。日常生活の中に感謝の気持ちを持てる理由を見つけ出すのは、より幸福になる一番の近道の1つだ。自分自身についてよりよい気分になる1つの方法は、他の人のために何かする事だ。
著者 ジム・ドノヴァン
アメリカの講演者・コーチ 自分の人生を一変させるために使ったアイデアやテクニックを伝授することで、ビジネス関連のイベントや会議に引く手あまたの人気講師となる。著書も多く、世界各国で翻訳出版されている。
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
はじめに | p.7 | 3分 | |
第1章 夢と目標に向かって動く | p.13 | 17分 | |
第2章 自分自身と仲間を成長させる | p.45 | 19分 | |
第3章 エネルギーを高めて集中する | p.81 | 18分 | |
第4章 前向きに考えて成功を目指す | p.115 | 18分 | |
第5章 仕事に全力を尽くす | p.149 | 17分 | |
第6章 モチベーションをつねに高く保つ | p.181 | 16分 | |
おわりに | p.211 | 2分 |
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