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2015/03/10更新

マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法

202分

5P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な

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これから何が売れるのかというセンスを鍛える方法

環境の変化によって、価値のあるものも変化し、新しい価値が生まれる。
人がどのようなものに価値を見出すのかという嗅覚を身につけるにはどうすれば良いのかを紹介している本。


■マーケット感覚とは
マーケット感覚とは「商品やサービスが売買されている現場の、リアルな状況を想像できる能力」「顧客が、市場で価値を取引する場面を、直感的に思い浮かべられる能力」である。

マーケット感覚の有無によって、同じモノ、同じ人、同じ環境が「なんの取り柄もないモノ」に見えたり、「大きな価値のある、これからの世の中で強く求められるモノ=売れるモノ」に見えたりする。会社を辞める事に不安を感じない人や、ごく普通の会社員から一転、異分野での成功を収めるような人は、何か特殊な能力を持っていたというよりは、自分のごく身近にある「売れる価値に気づく能力」を持っている。

世の中の大半の問題は、1つの手法を使って考え続けるより、論理的な思考とマーケット感覚という、2つのアプローチで両側から考えた方が、圧倒的に早く、現実的で豊かな解に到達できる。1つのアプローチだけで考えていると、思考はどんどん煮詰まってしまい、深堀りできるレベルに限界ができてしまう。「マーケット感覚」を身につけると、「もう、これ以上は考えられない」と感じた地点から、再び思考を進める事が可能になる。

超短要約

■市場を理解する
市場は次の要素によって成り立っている。

①取引される価値
②買い手(需要者)
③売り手(供給者)
④取引条件(価格など)

市場の動き方を予測し、さらに市場を何らかの目的のために活用しようとするなら、次の要素についても考えを巡らせる必要がある。

⑤買い手と売り手が取引する動機
⑥それぞれの要素に起こりうる今後の変化
⑦市場の中で選ばれるための方法

つまりはどんな価値が、誰と誰の間で取引されるのかを直感的に理解できればよい。論理的な思考のように一歩ずつ考えながら進むのではなく、最初に価値が取引される現場の具体的なイメージが浮かび、後から①〜⑦のような個別要素が整理される。これら7つの要素で最も重要なのが、①の取引される価値を理解する部分である。マーケット感覚とは、その市場で取引される価値が何なのか、感覚的に理解できる能力の事でもある。

重要なのはノウハウや知識を覚える事ではなく、過去に経験のない場面に遭遇した時にも、自分で判断できる独自の基準や肌感覚を持つ事である。

著者 ちきりん

作家、ブロガー バブル期に証券会社に就職。その後、米国での大学院留学、外資系企業勤務を経て2011年から文筆活動に専念。 2005年開設の社会派ブログ「Chikirinの日記」は、日本有数のアクセスと読者数を誇る。

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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
序 章 もうひとつの能力 p.1 8分
第1章 市場と価値とマーケット感覚 p.15 12分
第2章 市場化する社会 p.35 22分
第3章 マーケット感覚で変わる世の中の見え方 p.73 17分
第4章 すべては「価値」から始まる p.103 24分
第5章 マーケット感覚を鍛える5つの方法 p.145 48分
終 章 変わらなければ替えられる p.229 13分
おわりに p.253 5分

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