本はただ単に読めばいいというわけではない。情報がすぐに入手できる時代にあって、読書の価値とは何かを説き、価値を生み出すための読書法を紹介している一冊。
■本に最先端の知識が集う
意識の高いビジネスパーソンは、今も変わらず本を読む。それは本が世の中に生まれる様々な最先端の思想やアイデアに、いち早く触れる事のできるメディアだからだ。確かに本は、速報性ではテレビやウェブにはかなわないし、新聞や雑誌の方がずっと早く世に出る。しかし、新たな知識やイノベーティブなアイデアが世に出るスピードで、本に勝る媒体はない。
多くのブームというものは、本がその火付け役になっている事が非常に多い。それは、テレビや新聞、雑誌などのメディアの人達が「ネタ元」として本を活用しているからだ。世の中のムーブメントの多くは、まず、本が注目される事から始まる。次に、雑誌に取り上げられ、さらにネットで話題になる。そして、最期にテレビに取り上げられる事で、一気に社会全体に広がり、パラダイムシフトが起こる。
多様なメディアがある中で、本がそうした地位を占め続けている理由の1つは、本が持つ権威にある。各界の第一人者と呼ばれる人の多くは、今も、本によって自分の考えを発信しようとする。
あらゆる情報がネットを介していつでも手に入るようになった今、求められるようになったのは「知識の創造」である。イノベーティブなアイデアや解決策を自らの頭で創造することが求められている。
そのためには、「知識創造型の読書」が役に立つ。知識創造型の読書を行うためには、次の3原則を行えばよい。
①目的志向型の読書をする
②大勢の人と共に読む
③即、行動に結び付ける
著者 神田 昌典
1964年生まれ。経営コンサルタント アルマクリエイションズ代表取締役 大学3年次に外交官試験合格、4年次より外務省経済局に勤務。その後、米国家電メーカー日本代表を経て経営コンサルタントとして独立。 多数の成功企業やベストセラー作家を育成し、総合ビジネス誌では「日本のトップマーケター」に選出。 2012年、大手ネット書店の年間ビジネス書売上ランキング第1位。 2018年、マーケティング分野で歴史的権威があるDMA国際ECHO賞の国際審査員に抜擢。ビジネス分野のみならず、教育界でも精力的な活動を行っている。
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
PRESIDENT (プレジデント) 2015年 3/16 号 岩手県陸前高田市副市長 久保田 崇 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
序 章 なぜ、活躍できる人は皆「バカ」なのか | p.1 | 12分 | |
第1章 「目的志向型」読書―知識創造時代のスタンダードスキル | p.37 | 23分 | |
第2章 本を持ち、町へ出よう―なぜ本を「大勢で読む」のか | p.91 | 23分 | |
第3章 アクションが変革を生む―複雑な課題を大人数でやっつける時代へ | p.145 | 18分 |
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