不安をなくすためのコツが書かれた一冊。モヤモヤした気持ちを解消するために使える内容が書かれています。
■不安かどうかは自分が決めている
私達は、ぼんやり見えるもの、少し知っている事に不安を感じる。良い事でも「もしかしたら起きるかもしれない」事に不安を感じる事がある。一方、実現しようにない事を考えても不安にすらならない。良い事にしろ、悪い事にしろ、何かに不安を感じたら、あなたはその事に実現の可能性があると感じているという事である。つまり、ある出来事が不安かどうかは自分自身が決めている。見方を変えれば、不安とは自分自身に可能性を感じている証拠である。そこには「できるかもしれない」という期待が含まれている。
不安は何らかの出来事によって生まれるのではなく、その出来事の捉え方によって生まれる。出来事と感情の間には、変換装置が介在している。不安を感じた時、その原因が出来事にあるという考え方を一旦傍らに置き、変換装置の設定を緩める。
「〜しなきゃだめだ」→「そうだったらいいなあ」
「絶対に〜だ」→「それがすべてではない」
不安から脱出する唯一の方法は行動である。
そして、行動を起こすと自信がつく。
著者 嶋津良智
教育コンサルタント 一般社団法人日本リーダーズ学会代表理事、 大学卒業後、IT系ベンチャー企業に入社。同期100名のなかでトップセールスマンとして活躍、その功績が認められ24歳の若さで最年少営業部長に抜擢。就任3か月で担当部門の成績が全国ナンバー1になる。 その後、28歳で独立・起業し代表取締役に就任。翌年、縁あって知り合った2人の経営者と新会社を設立。その3年後、出資会社3社を吸収合併、実質5年で52億円の会社まで育て、2004年株式上場を果たす。 2005年、次世代を担うリーダーを育成することを目的 とした教育機関、リーダーズアカデミーを設立。講演・研修などを通して、教える側の人たちにアドバイスを行う。
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
はじめに | p.3 | 4分 | |
1章 不安を眺める技術 | p.19 | 19分 | |
2章 不安を消す技術 | p.61 | 24分 | |
3章 不安を心配に変える技術 | p.113 | 18分 | |
4章 行動を続ける技術 | p.153 | 14分 | |
5章 不安とつきあう技術 | p.183 | 19分 | |
おわりに | p.224 | 1分 |
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