事業環境の変化が激しい時代にあって、危機に強く、回復力のある会社にはどのような特徴があるのか。環境の変化に柔軟に対応する様々な会社の事例を紹介しながら、これからの経営に必要な要素を解説しています。
■レジリエント・カンパニーとは
レジリエンスは、直訳すれば「耐性」「回復・復元力」「柔軟性」「適応力」「ストレスを跳ね返す性質」を意味する。日本後では「しなやかさ」が最もイメージに近い。
予測性が低く事業環境の座標軸が動く時に、企業の柔軟な対応力が問われる。組織として、環境のストレスを前に折れてしまうのか、それとも次なる発展のきっかけを掴んでいけるのかが、盛衰を分ける決め手となる。
レジリエント・カンパニーとは、危機に直面した時の回復力が高く、事業環境の変化に柔軟に対応し、そのストレスや不確実性の中から、次なる発展のきっかけを見出し、社会全体の健全な営みに資する行動をとる企業をいう。
時代を超えて繁栄し、社会にとっても有益な企業であるためには、「アンカリング」「自己変革力」「社会性」の3つが欠かせない要素である。
①アンカリングができている
②自己変革力が高い
③社会性を追求している
1967年生まれ。イースクエア共同創業者 リーダシップ・アカデミーTACL代表 コペンハーゲン大学文化人類学部卒業後、国際シンポジウムの企画・運営に従事。ピーター・ドラッカー、アルヴィン・トフラー、マーガレット・サッチャー、ヘンリー・キッシンジャーなど、海外の著名人の来日イベントを実現させる。 2000~01年、東京MXテレビ初の外国人キャスターとして、夜のメインニュースを担当。また、2000年、環境・CSRコンサルティングを手掛けるイースクエアを三菱電機アメリカ元会長の木内孝氏とともに設立。数百にわたるプロジェクトやコンサルティング案件に携わり、志ある経営者との協業とネットワークづくりに取り組む。 現在は、「企業と社会の協創」と「日本の将来的な社会デザイン」をテーマに講演、研修、執筆活動を行っている。
帯 国際ビジネスブレイン代表取締役社長 新 将命 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
はじめに | p.3 | 3分 | |
序 章 エクセレント・カンパニー再考 | p.17 | 11分 | |
第1章 新しいトリプルA経営の時代 | p.33 | 20分 | |
第2章 価値観と使命を活かす | p.63 | 24分 | |
第3章 信頼を積み上げる | p.99 | 18分 | |
第4章 ダイナミックに学ぶ | p.127 | 14分 | |
第5章 創造性と革新力を引き出す | p.149 | 18分 | |
第6章 研究開発を一新する | p.177 | 13分 | |
第7章 トレード・オンにこだわる | p.197 | 14分 | |
第8章 ブランドをつくり変える | p.219 | 18分 | |
終 章 日本企業は、いま何を目指すべきか | p.247 | 5分 |
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