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2014/11/11更新

実践版 孫子の兵法 ― 勝者を支える最高峰の戦略書

150分

3P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な

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勝者が磨くべき5つの基本条件

戦うのであれば、勝つ条件を少しでも多くする事である。事前の見通しを行い、勝てる条件を積み上げておく。

①彼我の戦力を検討した上で、戦うべきか否かの判断ができること
②兵力に応じた戦い方ができること
③君主国民が心を1つに合わせていること
④万全の体制を固めて敵の不備につけこむこと
⑤将軍が有能であって、君主が将軍の指揮権に干渉しないこと

ToDo
・戦う前に勝利の5条件を充実させておく
・優れた人に助言を仰ぎ、素直に準備を行う

勝つことを当たり前にする

あらかじめ勝利する態勢を整えてから戦う者が勝利を収め、戦いをはじめてからあわてて勝利をつかもうとする者は敗北に追いやられる。勝負は、負け側が考えるずっと前から始まっている。負ける側が、必要性に気付いた頃には、勝ち組はすべての準備を終えている。

ToDo
・3倍早く準備すれば、奇跡や幸運なしに勝てる
・正しい判断力がある状態か、自分を常に確認する
・上位と競い合いながら、下位からシェアを奪い台頭する

依存から脱出する方法

依存する者は敗者となる。「すべてが都合よくいった場合」を前提としている者は脆い。依存が多いと、少しでも予想外の事が起きればすぐ瓦解する。だからこそ、孫子は「依存する脆さ」を徹底的に嫌った。

①万一の場合へ別案を準備しておく
②前日までにリスクを限界まで解消しておく
③目標を複数持ち、並行して追いかける
④早く着手して、リスクを事前にあぶり出す
⑤1つではなく、いくつもの強みを育てておく

ToDo
・依存する脆さを嫌い、それを徹底して避ける
・想定外が起きても、目的を達成できる手配をしておく
・リスクを前日までに解消して、当日の依存を避ける

選択肢を増やす

孫子は選択肢の広さにこだわった。状況に応じるという事自体、選択肢の多さだからである。激しい怒りで頭から選択肢が消えてしまう人がいるが、怒りによる判断ではなく状況を重視する。

ToDo
・感情的にならず、1つの方法しか見えない事を防ぐ
・重要な課題ほど、意識して選択肢を増やす

戦いの基本

攻撃の時は、相手にこちらの意図を悟らせない。守備の時は、相手の狙いを見抜いて有利に防衛する。孫子は、戦いの基本をこのように定義していた。

ToDo
・成功の定義を更新し、敵に意図を見抜かせない
・勝利の定義を変え、戦うべき場所を変え、目の前の壁を消す

時間に価値がある時を見抜く

戦争に勝つ者は、一瞬の機会を逃さず最大の勝利を手にする。時間はいつでも同じ価値ではない。

ToDo
・効率ではなく、機会に焦点を合わせて時間を使う
・時間の価値を、機会の大きさで測る