ISO、Pマークのコンサルティング事業を手がける著者が、会社のムダを減らすための考え方を説いた本。手間のかかる仕事は、費用対効果を考えて、アウトソーシングすることが大事だと紹介しています。
■ムダをなくすことが経営者の仕事
経営者は利益を出すために、ヒト、モノ、カネ、時間という自社の経営資源をフル活用すべきである。それによって利益を最大化させる。利益を出す事ができる社長と、そうでない社長の違いが生まれる原因の1つが「ムダ」にある。ヒト、モノ、カネ、時間、あらゆるところにムダは存在する。同じ経営資源を活用しても、ムダの多少で結果は大きく変わる。
会社のムダは大きく分けて、次の3つに分類される。
①ムダだとわかっていて、既に手を打っているもの
②ムダだとわかってはいるが、手を打っていないもの
③本当はムダなのに、ムダだと気づいていないもの
中でも改善しづらいのが③である。
本業とは関係がないのに、手間がかかる仕事は外注するのがベストである。
著者 山口 智朗
1971年生まれ。株式会社ISO総合研究所 代表取締役社長 ITベンチャー、コンサルティング会社勤務後、1999年にネットベンチャーを夢見て独立。しかし、ITの知識がないことに気づきISOのコンサルティングを中心に事業を展開。
帯 武蔵野 社長 小山 昇 |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
はじめに | p.4 | 2分 | |
第1章 社長、このムダに気づいていますか? | p.15 | 15分 | |
第2章 ムダをなくす1 本業に専念できる仕組みをつくる | p.49 | 18分 | |
第3章 ムダをなくす2 経営計画をつくりPDCAを回す | p.89 | 21分 | |
第4章 ムダをなくす3 社員のモチベーションを上げる | p.135 | 26分 | |
第5章 ムダをなくす4 元気な会社をつくる | p.193 | 9分 | |
おわりに | p.213 | 2分 |
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