年間6億本売れるという駄菓子「うまい棒」が売れ続ける理由を紹介している本です。うまい棒の誕生から、現在のうまい棒まで、うまい棒に詳しくなります。
■うまい棒の誕生
「うまい棒」は年間6億本も作られている。トータルで数えると100億本を超えている。うまい棒は、たくさんの種類の味があり、地域限定のパッケージなどもあって、全国に広がっている。
うまい棒は1979年生まれ。「ウォークマン」や「PC-8001」など、いろいろなものが世に出た年だ。うまい棒は画期的な駄菓子だった。うまい棒が生まれる前にも同じようなお菓子はあった。コーンからつくったサクサクのお菓子「パフスナック」は、1960年代の後半に日本の大手菓子メーカーからも発売されていた。また、うまい棒が誕生した前後には、他社からも棒状のパフスナックが出始めていた。でも、今はうまい棒みたいなお菓子は他になく、棒状のパフスナックの中ではパイオニア的な存在になった。
それは、これまでの駄菓子に見られなかった画期的なアイデアによって、うまい棒は唯一無二の魅力を磨き上げてきたからだ。
「1本10円」という安さも、うまい棒が子供に支持された大きな理由だ。そもそも、うまい棒が生まれた背景には、原材料の高騰などで減る一方だった10円の駄菓子を新たに生み出そうという思いがあった。とはいえ、30年もあれば状況が大きく変わっている。10円を守り続けている裏側では、工場のオートメーション化などのコスト削減といった人知れない地道なコストダウンがある。
著者 チームうまい棒
うまい棒の全パッケージに登場するキャラクター「うまえもん(仮)」と、めんたい味のパッケージに載っている「博士」の2人が、うまい棒、駄菓子を愛する人のために、めんたい味のパッケージの枠を超えてコンビを結成。
![]() ライブドア元代表取締役 堀江 貴文 |
![]() 土井 英司 |
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章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.2 | 2分 | ![]() |
第1章 うまい棒は、なぜうまいのか? | p.11 | 32分 | ![]() ![]() ![]() |
第2章 駄菓子は、なぜうまいのか? | p.77 | 29分 | ![]() |
第3章 駄菓子が教えてくれる「商売ってそういうことだったのか!」 | p.137 | 10分 | ![]() |