試合ではないふりをしていないか?
女性は仕事に対して、親睦をはかるピクニックや慈善事業のイベントででもあるかのような態度をとりがちだが、その結果、敗者になってしまう。ビジネスは相手を負かす事が目的ではないが、競争はある。そうである以上、ルールを理解して、自分の望む方向にことが運ぶように考え、行動するのは当然である。
安全な試合ばかりしていないか?
やるべきコトをやるというのは想定内であって、革新的ではない。女性はつい安全策をとってしまいがちである、ルールを厳守し、他人もそうする事を期待する。ルールで禁じられている事は決してしない。しかし、いつもルールを最優先にしていたのでは、卓越した仕事はできない。仕事には柔軟性が欠かせない。
必死に働きすぎていないか?
しゃにむに働けば出世するというのは作り話である。単に必死に働いただけで昇進する人などいない。好感を持たれ、戦略的な考え方ができ、情報網を持ち、うまく共同作業ができる、といった他の要素が揃って初めて、実りの多いキャリアを築ける。昇進は、意思決定者がその人の性格を知り、仕事上の能力ばかりでなく、コミュニケーション能力も認めた時に実現する。
人の仕事までしていないか?
女性には「だって、私がやらなかったら誰もやらないから」と考える厄介な癖がある。その挙句、あれもこれも自分でやってしまう。しかし、せっせと下働きまで引き受けている間に、他の男性は着々とキャリア築いているかもしれない。
人を信じすぎていないか?
女性が人の言葉を額面どおりに受け取りがちなのは確かです。女性は概して、相手の話の信憑性を追求しない。理由は、その人の気分を害したくないからだったり、相手のいい面だけを見たいと思うからだったりするが、人の観察を怠って仕事そのものしか見ていないと、大切な事実を見逃しかねない。
与えられるまで待っていないか?
自分から求めなければ、欲しいものは手に入らない。ところが女性は往々にして、要求が大きすぎると思われるのを恐れて黙る。その最たる例が、昇給を求める時である。この時女性たちは、間違った事をしているか、図々しい要求をしているといった気持ちになりがちである。
社内政治を無視していないか?
「政治」は、社会的関係の中で互いに影響を及ぼそうとするもので、好むと好まざるとにかかわらず、どんな組織にもつきものである。忌むべき行為ではない。オフィスでの政治に関わらないのは、試合に参加しないという事であり、参加しなければ勝利の日は訪れない。政治で重要なのは、人間関係と見返りの構造を理解する事である。