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2014/09/16更新

世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?【実践編】

133分

2P

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もう1人の自分に自分を褒めさせる

ゴールドマン・サックスとマッキンゼーには、人事制度において、1つの共通点が存在する。それは「360度評価」と呼ばれ、上司、同僚、部下を上下に関係なくあらゆる立場から評価しあう仕組みである。これはお互いが批判し合うのではなく、相手の長所を褒め、改善点を建設的に指摘しあう制度である。

360度評価により、お互いを公正かつ客観的に評価する習慣が身に着き、結果的に自分をも客観的に評価できるようになる。客観的に自分を見つめる事ができると、自身の改善点や課題だけでなく、自分の強みや長所を堂々と公正に見極められる。結果、自分を褒める事が上手になる。自分を褒める事ができれば、自信が増す。自信が増せば、成果があがる。成果があがれば、もっと自分を褒めてあげられる。その自信が「基本」に立ち返らせる。

自分を褒めれば、自信が増す。自分の中に「よくやった」と声をかけてくれる「もう1人の自分」を積極的に探してみる。これが自信の「芽」を育てる第一歩である。

積極的な振り返りが自信を生む

自信は、過去の積み重ねから生まれる。過去の経験や実績が積み重なって自信が生まれる。そうだとすれば、過去を振り返らない限り、自信は生まれないといえる。

積極的に過去を振り返る際に役立つ方法は、ノートに書き出してみる事である。ノートに書き出してみる事で、自信が深まるメリットがある。紙に書き出すと、心や頭の中のモヤモヤがなくなり、頭が整理される。ノートに書き出す際の注意点は3つ。

①「後悔する事柄」「改善点」「課題」からではなく、先に「成果」「誇れる部分」から書き出す
②「短期」「中期」「長期」のタイムフレームに分けて書き出す
③「改善点」や「課題」は、書き出した後に必ず優先順位をつける

日々の積み重ねで自信を肉付けする

①謝罪癖をつけない「10分前到着」の習慣化
10分前到着は、自信を生み、5分の遅刻は自信を奪う。5分の遅刻をすると、挨拶の冒頭は謝罪から始まる。遅刻に対する謝罪は、自信を奪い去ってしまう。

②腹を凹ませて身体から自信を取り戻す
HBSのクラスメートは、外見的にも好印象の人が多い。ビジネスの世界において、外見からくる第一印象の大切さを認識していて、努力の範囲で変える事ができる外見的印象の改善に努めている。

③主体的な「オフ」の入り方で、休み明けの自信が増す
ゴールドマン・サックス、マッキンゼーのプロフェッショナルは、休暇の決断が早い。休暇にしろ、日々の仕事にしろ、オンからオフへの切り替えの早さが際立っている。

④週末の自己投資が自信の好循環を生み出す
頑張っているというプロセス自体に満足してしまうのは本末転倒だが、やるだけの事はやっている、という事実も同時に大事である。