人生においてお金に困らないようにするには、何を意識しなければならないのか。
お金の性質について解説しながら、いかにお金と良い関係を築くかを紹介している本です。
■自分を「株式会社」のように経営せよ
お金と豊かな関係をつくるための一番大切な法則は、「自分株式会社」をつくること。「自分株式会社」をもとに人生を組み立てる事こそ、お金を稼ぐ上で最も基本となるスタンスである。自分の会社を経営するように、戦略的に自分とお金の事を考える。それが自分のお金を守り、より大きくしていく事につながる。
かつては、終身雇用、年功序列が当たり前の姿だった。しかし、それは一変。「言われた事を、言われた通りにやればいい」時代は、もうとっくに終わっている。仕事のできる一部の人は既にこの事実に気づいていて、キャリアの形成、キャリアをつくり上げる事に躍起になっている。自分以外の誰かに、なんとなくキャリアの方向性やお金のマネジメントを任せている時代ではない。
今こそ、自分株式会社のCEO兼CFOとして、人生のプランと財務状況をきっちり考えておかないと、これから10年20年稼げる人間になれるどころか、転落してしまう。
■お金に見放される人の特徴
①「お金なんて」と斜に構える
②時間感覚が緩い
③「独り占め」しようとする
④保身のために嘘をつく
⑤他者を心底から信頼しない
⑥「やりきる前」に諦める
⑦目移りして腹をくくれない
⑧「選り好み」が激しい
⑨なんでも「人のせい」にしがち
⑩頼まれると「断れない」
⑪「安全第一」でチャレンジしない
⑫「小遣い制」が敷かれている
⑬先入観、偏見などのバイアスに陥っている
著者 小笹 芳央
1961年生まれ。リンクアンドモチベーション 代表取締役社長 リクルートにて人事採用を担当し、リクルートの大量採用などに携わる。退社後、2000年株式会社リンクアンドモチベーションを設立。 企業変革コンサルタントとして、グループ会社8社の経営に携わる一方、講演会やテレビ出演(フジテレビ系列「とくダネ!」レギュラーコメンテーター他)などで活躍。リンクアンドモチベーションは設立8年で東証一部に上場、「モチベーションエンジニアリング」という独自の技術で幅広い業界からその実効性が支持されている。
マインドマップ的読書感想文 smooth |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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1 自分を「株式会社」のように経営する。すると、お金で大事なことは全部わかる | p.13 | 23分 | |
2 「お金の習性」を知っている人のところに、お金は集まってくる | p.53 | 14分 | |
3 だから、こんな人はお金に見放される! | p.77 | 30分 | |
4 伸びる会社なら、当たり前にやっている戦略を活かす―「稼ぐ」「遣う」「貯める」「殖やす」知恵 | p.129 | 23分 | |
5 これからずっと“人生の資金”に不自由しないための「8つのチェックポイント」 | p.169 | 17分 | |
実践編 お金で満足する人生を送るための「10の決まりごと」 | p.199 | 12分 | |
エピローグ | p.220 | 1分 |
あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。 [Amazonへ] |