今読むべき優良ビジネス書が
すぐ見つかり、読んだ本を
しっかり自分の知識にするサイト

本を検索する

カテゴリーから探す

人気のタグ

お知らせ


Android無料アプリ配信中
2014/08/14更新

まっすぐ バカ正直に やり続ける。

161分

1P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な
アマゾン詳細ページへ

回転寿司「スシロー」の経営哲学

回転寿司「スシロー」の社長が、スシローの歴史とその経営哲学、戦略について語った1冊。


■真面目に正しくやる
「商売は真面目に正しくやらなあかん」当たり前の事だと思われるかもしれないが、スシロー1号店が開店した1984年の時点で、この考え方を商売の基本にしっかりと据えた事には大きな意味があった。当時、回転寿司ブームが起こり、まさに玉石混交だった。「安かろう悪かろう」の寿司を出す回転寿司があったのも事実だが、それでも「安さ」を求めてたくさんのお客様がいらっしゃる時代だった。

当時、破格の100円均一で話題とな、快進撃を続けている回転寿司チェーンがあった。しかし、ネタの色も悪く、シャリも冷たく、味はいただけなかった。やがて「安さ」に満足していたお客様も徐々に離れていき、結局、倒産してしまった。

真面目に正しくやるとは、お客様が求めている事をちゃんとやる事である。お客様とは「主婦」のこと。主婦目線で考えろという事である。主婦にとって「値段」は大事。その上で、徹底的に「味」にこだわった。

超短要約

スシローは創業時から明確な戦略を持っていた。

①原価率50%でうまい寿司を出す
②超薄利多売をめざす
③「原価管理」と「コスト管理」を徹底する
④郊外に出店する

この4つが、創業以来30年間ぶれる事なくスシローの戦略であり続けた。これらの戦略の根っこには、確固とした「商売哲学」があった。お客様が求めている事を、真面目に正しくやり続ける。すべての戦略は、この哲学から導き出されたものである。

著者 豊崎 賢一

1965年生まれ。あきんどスシロー代表取締役 高校卒業後、辻調理師専門学校を経て、大阪阿倍野の寿司屋「鯛すし」に就職。 その直後の1984年、創業者・清水義雄氏が回転寿司に参入。お客様に「安いし、こんなにおいしい! 」と喜んでもらうために、創業当初から「原価率50%」を貫くほか、加工、調理、回転レーンの管理まで、ひたすら小さな工夫を積み重ね、圧倒的な「商品力」をつくり上げた。 2009年に社長就任。約500億円(07年度)だった売上を約1200億円(13年度)に伸ばし、業界トップに躍り出る。

この本を推薦しているメディア・人物

ビジネスブックマラソン ビジネスブックマラソン
土井 英司

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.8 4分
第1章 真面目に正しくやる p.23 23分
第2章 すべては「お客様」から始まる p.67 21分
第3章 やるからには「1番」になる p.107 18分
第4章 商売の原点を忘れない p.141 23分
第5章 とことん「人」を大切にする p.185 30分
おわりに p.242 3分

ユーザーのしおりメモ (0)