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2014/09/02更新

自分の考えを「伝える力」の授業

161分

2P

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  • 感動する
  • ひらめきを助ける
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こうすれば伝わる

どのようにすれば、わかりやすく意見を伝えることができるのか。
自分の考える伝えるためのコツを紹介しています。


■伝えるための2ステップ
意見に説得力を持たせるためには、きちんとした根拠が必要である。根拠のない「考え」は「印象」に過ぎない。

説明や描写の究極の目標は、相手に「なるほど、どんなものなのかイメージできたぞ」と思わせる事である。そのために大事なのが「手順」である。誰かに何かを伝えるという作業は、基本的に2ステップ構造になっている。

①自分が伝えようとしている「何か」を自分できちんと理解する
自分が本当に理解できているかチェックするためには「説明しようと思っている『何か』を、5歳児相手に説明できるか」を考えてみるといい。

②実際に相手に伝える
ここで大事なのは、徹底して相手目線で考えること。「この言葉、相手は理解してくれるかな」などと自問するクセをつける。

超短要約

■わかりやすく意見を伝えるコツ
①とにかく結論を最初に言う
②相手に合った話し方で話す
③話全体の流れを見せる、これから何を話すのか予告する
④大事な箇所は繰り返す
⑤断定的な口調は避ける
⑥あくまでも自分の一意見である事をアピール
⑦手を効果的に使う
⑧相手の目を見る
⑨伝えるための「良い声」を意識する

■議論をしなやかにこなすルール
①この世に「間違った意見」などない
②相手は審査員ではない
③聞いている方も目を見る
④人の話は最後まで聞こう
⑤「理解できているか?」と自分の理解度をチェックしながら聞く
⑥「まず、受け止める→自分の主張に移る」が鉄則
⑦他人の良い意見は潔く認める
⑧質問を質問で返さない、質問には真正面から答える
⑨「反論=人格否定」ではない
⑩NOは相手からの質問だと思う
⑪痛いところをつかれても、まずは受け止めて確認
⑫「私は別意見なんです」は最強フレーズ
⑬イチャモンや重箱の隅をつつくような発言が出ても、相手のペースにのまれない
⑭知ったかぶりをしない
⑮話が噛み合ないときは「暗黙の前提」を探してみる

著者 狩野 みき

慶應義塾大学、聖心女子大学、ビジネス・ブレークスルー大学講師 グローバル水準の考える力・プレゼン力・作文力を指導するスクール、Wonderful Kids主宰。子どもの考える力教育推進委員会、代表。 20年にわたって、大学等で「考える力」と英語を教える。

この本を推薦しているメディア・人物

週刊ダイヤモンド2014年7/12号 週刊ダイヤモンド2014年7/12号
丸善・ジュンク堂営業本部 宮野 源太郎

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
Pre‐lesson 自信を持って意見を伝えるために p.11 11分
Lesson1 世界のエリートが学んできた「伝え方のコツ」 p.31 30分
Lesson2 自分の存在感を確実に高める「質問力」「コメント力」 p.87 29分
Lesson3 会議やミーティングで「気持ちよく意見を交換する」ためのルール p.141 23分
Lesson4 日本人のためのグローバル・プレゼン講座―ストーリーを語れ p.183 28分
おわりに p.235 2分

この本に影響を与えている書籍(参考文献、引用等から)

自己プロデュース40の方法―自分に勝つ、他人に勝つ (講談社ニューハードカバー) 自己プロデュース40の方法―自分に勝つ、他人に勝つ (講談社ニューハードカバー)
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