真に欲する目標が必要である
私達が努力をする時、その先には努力する事によって達成したい目的や目標がある。達成したいところへ、今いるところから行くためのツールが「努力」である。
ところが、努力がなかなか実らない時、または自分ではコントロールできないような試練や逆境に遭遇した時、努力のむなしさを感じてしまう事がある。でも、努力をマイナスからプラスのイメージに転換すると、途端に今見えている世界とは別の新たな世界が開けてくる。
努力には必ず目的や目標がセットになっている。しかも、それらが強ければ強いほど、ビジョンやミッションの存在が強烈であればあるほど、努力は実る可能性が高い。本当に魂に火がついた時、私達はどんな艱難辛苦をも乗り越えて行けるパワーを得る事ができ、それを達成する事が「喜び」となる。心が真に欲する目標に向けた努力は「究極の美しい努力」につながる。
努力なくして運はつかめない
努力をどれだけ重ねても、結果は必ずしもついてくるとは限らない。結果を出すためには、努力に加えて「運」というハードルがある。目的や目標が高ければ高いほど、運が左右する割合は確実に増えていく。どれだけ努力をしても、運から見放される時もある。但し、究極の美しい努力なくしては「運」はつかめない。究極の美しい努力をした後は何かに結果を委ねる事が大切になる。
逆境や試練が運命を変える
宿命は努力で変えられないが、運命は自由意志や努力で変えられる。「何が宿命か」「何が変えられるのか」という事は、無駄に思えるような努力をしてみないとわからない事が多い。そのためにも宿命に挑む努力は必要である。問題は努力が必要か否かではなく、それは当然の前提として、その努力が実らない時、もしくは努力をする途中で大きな壁や逆境にぶつかった時でも、努力を続けるためには、どうしたらいいかを考える事が大切である。
人は逆境に立たされると、心が折れ、身動きができなくなり、無力感に陥る。しかし、逆境におかれた時こそ、そして理不尽さが募れば募るほど、そこには隠された深淵なる意味がある。それに気づき、克服していくために必要なツールが努力にほかならない。逆境や試練は、運命を変えていくチャンスを与えてくれる。過酷な逆境や理不尽さに努力を持って挑む事が運命をも変える。
努力すれば新しい人生が開ける
人生や困難から逃げない事が大切である。もうこれ以上できないところまで努力したら、結果を潔く受け止める事もできる。そして、新しい人生が必ず開ける。結果が出なかった時には、自尊心は粉々になる。しかし、そこから立ち上がり、試行錯誤を重ねながら、誇り、自尊心は少しづつ回復していく。最後は、結果の有無に関わらず、究極の「誇り」が芽生える。