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2014/07/10更新

世界を変えるエリートは何をどう学んできたのか?

305分

3P

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自分の学びをマネジメントする

研究で「学生は無意識の内に3種類の勉強の仕方の内どれかに従っている」事を心理学者らは発見した。そして、その勉強の仕方によって、学校から得られるものが決まる事もわかった。

①表面的な学習者
どんな質問をされるかを予想しながら、覚えられる情報や言葉を探す。大抵は読んだ内容を活用する事ではなく、試験をパスする事のみに神経を集中させている。

②深く学ぶ者
その論文の意味を理解し、そのふくむところや実用性について考え、要旨をつかみ、裏付けとなる証拠と結論を区別しようとする。

③戦略的な学習者
高得点を取る事を目的とする。彼らの根本的な関心は、教師が求めている答えをどうやって見つけるか、どうやって「A」を取るかだ。

「戦略的な学習者」はめったに危険を冒さない。新しい事や余計な事をやって、自分の成績の平均値を大幅に落とすのが怖いからだ。概念ではなく手順を学び、計算の仕方は覚えるがその裏にある意味はほとんど理解しない。彼らが想像力豊かな柔軟性を発揮する事はまずない。

何かを理解しつつ記憶し、それを他のテーマや疑問と関連付けようとする姿勢は、試験にパスするために、やみくもにものを頭に突っ込むのとは根本的に違う。深く学ぶ姿勢とは、自ら「自分の学びをマネジメント」し、理解しようとし、新たなものをつくり出す事だ。文章の裏に潜むものを突き止め、ページ上の言葉は単なる記号と捉え、その記号の裏には意味があると知る事だ。その意味にこそ、人生のあらゆる局面や自分の成長との接点がある。

調査によれば、大抵は学びを導く強い意志は引き出せる。学生は、深いか、表面的か、戦略的かのどれからの学ぶ姿勢をつくっているが、彼らの人生を方向付けるものは何よりもこの姿勢である。

自分の学びの中に理由を見出す

「学ぶ姿勢」を決めるのは、その人の知性でも性格でもない。真のエリートたちは、全員、学校に通い、その上で好奇心と創造性に溢れた人物となった。彼らは好成績などの「外発的動機付け」を無視して、自分の学びの中に理由を見出そうする。

真のエリート達は、自分の思考力を高め、好奇心によって人生を動かそうとしていた。そして、自分の存在目的やその意味を考えていた。自分は誰で、なぜここにいるのか? 自分の役割とは何か? どんな世界をつくりたいのかを考えてきた。

「自分がどう考え動くか」をつかめば、自分の未来像を操作できる。自分の思考の働きを知るに従い、能力は上がる。