イノベーターに必要な資質とは何かを解き明かし、それをどのように育てれば良いのかを、様々な若きイノベーターの事例を紹介しながら、解説している1冊。
子供の可能性を伸ばすためには、何をすれば良いのか。
■イノベーターに必要なスキル
イノベーターには、根気、実験する意欲、計算されたリスクを引き受ける能力、そして失敗への寛容性、さらには批判的な思考だけでなく「デザイン思考」が不可欠だ。
IDEOの社長兼CEOのティム・ブラウンは「デザイン思考者」の5つの特質を挙げている。
①共感:人間を中心に世界を多角的に思い描く
②統合的な思考:問題をあらゆる側面から見つめて、突破口的な解決策を見出す
③楽観主義:どんなに難しい問題にも必ず解決策が見つかると信じる
④実験主義:新しい解決策を探る試行錯誤のプロセス
⑤コラボレーター:異なる分野の人と一緒に仕事ができる
ハーバード・ビジネススクール教授のクレイトン・クリステンセンらは、独創的な人間かそうではないかは、関連付ける力、質問力、観察力、実験力、ネットワーク力という5つのスキルがあるかないかで決まる事を発見した。
人がモノを創ったりイノベーションを起こしたりするには、内的モチベーションが必要である。また内的モチベーションを育てるには、子供の時の遊び、10代の情熱、大人になってからの目的意識が重要である。
著者 トニー ワグナー
ハーバード大学テクノロジー起業センター 初代フェロー ハーバード教育大学院チェンジ・リーダーシップ・グループ 創設者 米国各地のさまざまな学校や財団へのコンサルティングを行っており、ビル&メリンダ・ゲイツ財団シニアアドバイザーも務めた。高校教師、校長、教員養成大学での教授の経験も持つ。
帯2 ハーバード・ビジネススクール教授 クレイトン・クリステンセン |
TOPPOINT |
帯3 IDEO 社長兼CEO ティム・ブラウン |
帯 作家 ダニエル・ピンク |
週刊 ダイヤモンド 2014年 6/14号 [雑誌] 丸善・ジュンク堂書店営業本部 宮野 源太郎 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.1 | 5分 | |
1 イノベーション入門 | p.13 | 25分 | |
2 若きイノベーターの肖像 | p.45 | 30分 | |
3 STEM系イノベーター | p.83 | 40分 | |
4 社会イノベーター | p.133 | 40分 | |
5 学びのイノベーション | p.183 | 52分 | |
6 イノベーションの未来 | p.249 | 40分 | |
エピローグ | p.301 | 6分 |
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子どもにとっての遊びの重要性を感じる。
2014-07-02
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