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2014/05/27更新

リーダーシップ・チャレンジ[原書第五版]

400分

11P

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5つの実践

リーダーシップとは性格の問題ではない。行動の問題である。非凡な事を成し遂げるリーダーは例外なく「模範的リーダーシップの5つの実践」を行っている。

①模範となる
メンバーの献身を集め、最高の水準に到達するには、リーダーがお手本となって行動するしかない。人々の模範となるには、自分自身の行動原則を明確にする必要がある。自分の内なる声を聞き、その価値観を明らかにしなければならない。とは言え、どんな組織でも、それぞれのものの見方は大きく違う。リーダーはその中で共通の価値観を育まなければならない。

口酸っぱくして同じ事を繰り返しても、価値観は共有できない。自分の真剣さを相手に理解してもらうには、言葉よりも行動がはるかに大きな意味を持つ。物事の重要性を示すのに一番いい方法は、あなた自身が行動し、手本を示す事である。

②共通のビジョンを呼び起こす
どんな組織も、社会運動も、夢からはじまる。リーダーは、心踊るような崇高な可能性を想像する事で、未来を描く。リーダーはコトを起こし、現状を変え、これまでにないものをつくり出す。

献身とは強要されるものではない。リーダーは、献身したくなる気持ちをメンバーの中に呼び起こさなければならない。同じ夢に訴えて、共通のビジョンをもってもらわなければならない。リーダーがビジョンへの情熱と興奮を表せば、それがメンバーの情熱に火をつける。

③プロセスに挑戦する
現状への挑戦なしに、偉大な成果は生まれない。リーダーは自ら進んで冒険にでる。リスクをとれば、過ちや失敗は避けられない。だが、まずは一歩を踏み出す事だ。起こりうる失敗に備える方法の1つは、小さな勝利を積み重ねて経験から学ぶ事だ。リーダーは常に実験しながら失敗から学び、新しい事に挑戦し、それを積み重ねてプロジェクトを進めていく。

④人々を行動にかりたてる
リーダーは信頼を築き、関係を強める事で協働を育む。リーダーは、プロジェクトに関わるすべての人たち全員を引き入れる必要がある。リーダーがメンバーに無力感や孤立感を抱かせたりすれば、彼らは能力を発揮できず、仕事も長続きしない。これに対して、リーダーが権限をゆずり、メンバーの力と当事者意識を育めば、彼らはより勤勉で優秀になる。

信頼は、リーダーが自分のニーズではなく他者のニーズに目を向ける事で築かれる。メンバーがリーダーを信頼し、メンバー同士が信頼し合う時、誰もがより積極的にリスクをとり、現状を変革し、組織と活動に命を吹き込むようになる。

⑤心から励ます
頂上への道は、つらく険しい。メンバーの貢献に感謝を示すこと、またチーム精神を生み出し、価値観を尊び、成功を祝う文化を育む事は、リーダーの大切な仕事の一部である。大事なのは、成果と報酬を目に見える形で結び付ける事である。