「おもしろい」話題を見つける
コンテンツが「おもしろい」と判断されるのは、コンテンツの発信者と受信者との間に、「これおもしろいよね?」「うん、そうだね」という共感関係が築かれた場合。
一方「つまらない」と判断されるのは、「これ、おもしろいよね?」「いや、そうは思わない」というように、共感関係が築かれなかった場合である。
つまり、話が「おもしろい」か「つまらない」かの判断基準は、それが笑える話であろうと、興味深い話であろうと、感動する話であろうと、聞き手が「共感」するか否かで決定される。
あなたの話を「おもしろい」と思ってもらうためには、聞き手ができるだけ共感できるネタを選べばいい。そのためには、テレビ番組のテーマ選びと同様に、できるだけたくさんの人が経験しているネタをチョイスすればいい。たくさんの人が共通して経験しており、強く共感できるネタは、次の順番に並ぶ。
①家族(父母、祖父母、兄弟、夫婦、子供)
②学校(子供、学生時代の思い出)
③食・住
④恋愛・仕事(会社・お金)
⑤芸能
特に「家族」ネタは、相手が初対面の人や歳が離れた人でも「おもしろい」と感じやすいネタである。
「おもしろい話」を組み立てる
おもしろく話すためには、「フリ(導火線)」→「オチ(火薬)」という正しいステップを踏まなければならない。フリオチには、以下のルールがある。
①フリ→オチという順序で進む
②フリ:聞き手に「この先、この話は当然こうなるんだろうな」という想定をさせる
③オチ:その想定を裏切るような意外な結末を用意する
フリとオチは、「なのに」を使う事で簡単に作り出す事ができる。「なのに」を軸にして、その前(フリ)と後(オチ)で矛盾した内容を述べる。聞き手の想定を裏切るには、オチとフリが逆になっていればいいため、「なのに」で接続すればフリオチが効いた話になる。
フリ:寝る前に目覚まし時計を10個用意しておいた
オチ:目覚まし時計が鳴らなくて大事な会議に遅刻してしまった
フリ:自分は会社でいつも怒ってばかりいる
オチ:彼女に送ろうとした「愛してる」というメールを部下に送ってしまった
世界はすべて「フリオチ」でできている
世界中のおもしろいと思われるコンテンツは、すべて「フリオチ」で成り立っている。
・半沢直樹
【フリ】上司が部下である半沢直樹を徹底的にイジメる
+(なのに)
【オチ】半沢直樹が上司に倍返しする
・ゴチバトル
【フリ】人気芸能人
+(なのに)
【オチ】ガチでおごる
・AKB総選挙
【フリ】アイドルグループ
+(なのに)
【オチ】ファンの投票によって順位づけされる