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2014/04/14更新

情熱の伝え方

135分

3P

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情熱大陸プロデューサーが番組制作現場で学んだこと

人気番組『情熱大陸』の5代目プロデューサーが、番組制作の現場から学んだ事をまとめた1冊。一流の人たちから何を学び、どのような視点で番組を作っているのかが語られています。


■非効率が成果を生む
『情熱大陸』の企画の選定は、制作会社からプレゼンを受ける、出演者本人からの直接の売り込み、自分で興味ある人を調べる、MBS社内のスポーツ局や報道局などのディレクターからの提案などのパターンがあり、だいたい月に100本ほどの企画が集まる。

その中から決まった企画は、常に20本ほど走っている。実際に出演者と向き合うのはディレクターで、どうやって撮影していくのか常に考えながら取材は進む。VTRの編集が完成するのはだいたい金曜日で、ナレーションを録るのは放送前日の土曜日。ギリギリになるまでやっている。放送日の4日前に撮影しているのは決して珍しい事ではなく、最後の最後まで、なくてはならない映像、より良い映像を撮ろうとする事が、最後のギリギリの状況につながってしまう。

番組は出演者へのラブレター。最大限努力して最適で、出演者にとっても満足してもらえる放送にしたいのである。一見、非効率に思える作業でも、効率重視で行う作業より大きな成果を生む事がある。

超短要約

情熱大陸で毎週いろんな人の生き方を見る内に、「かっこ悪いものの中にこそ、かっこいいものがある」という事を学んだ。必死になってもがくところに情熱があり、だからこそ、その情熱は伝わるのである。

スターになれない凡人でも、その場その場で、自分に足りないものに気付き、学ぶ事ができれば輝ける。凡人に唯一必要なものがあるとすれば、それは「じっと見る」事と「ゆっくり考える」事である。それさえできれば、目の前で起きた事を、凡人しか持ちえない「空のスポンジ」に吸収をしていく事ができる。

著者 福岡 元啓

1974年生まれ。MBS『情熱大陸』5代目プロデューサー 大学卒業後、1998年毎日放送入社。ラジオ局ディレクターとして『MBSヤングタウン』を制作後、報道局へ配属。神戸支局・大阪府警サブキャップ等を担当、街頭募金の詐欺集団を追った「追跡!謎の募金集団」や、日本百貨店協会が物産展の基準作りをするきっかけとなった「北海道物産展の偽業者を暴く」特集がギャラクシー賞に選出され、『TBS報道特集』など制作の後、2006年東京支社へ転勤。 2010年秋より『情熱大陸』5代目プロデューサーに就任し、東日本大震災直後のラジオパーソナリティを追った「小島慶子篇」、番組初の生放送に挑戦した「石巻日日新聞篇」でギャラクシー月間賞。水中表現家の「二木あい篇」でドイツ・ワールドメディアフェスティバル金賞受賞。

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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.2 3分
第一章 “補欠入社”の僕が『情熱大陸』のプロデューサーになるまでに学んだこと p.13 39分
第二章 時間の使い方 p.97 15分
第三章 仕事の進め方 p.129 20分
第四章 自分の打ち出し方 p.171 13分
第五章 人との付き合い方 p.199 14分
おわりに p.228 1分

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