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2014/04/10更新

柴田和子 終わりなきセールス

165分

2P

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愛されることが大切

セールスで最も大切になってくるのは、お客様が自分のために何かしてあげようと思ってくださるような人間力を備える事である。

高学歴なセールスマンを見ていると、お客様が聞いていないのにも気付かず、紙ばかり見て必死になって説明している人がいる。見るべきなのは数字ではなくお客様である。相手が聞いていない話をどんなにしても無駄である。

説明屋では成果を得られない。セールスとは相手の心をつかむ事だからである。「この人の役に立ってあげたい」と思われる事が重要である。心をつかんで、お客様に愛して頂くこと。こちらもお客様を愛し抜くこと。セールスとは、それしかない。

諦めない事が大切

「柴田さんは運が良くて腕力があって、それで企業保険をどんどん成約しているんだ」と思われているが実は違う。本当はたくさんの企業から断られている。契約に至るまで随分と時間をかけたところも多い。最も長くかかった企業は23年かかっているし、12年かかったところや7年かかったところもある。諦めないでチャレンジし続ける事がセールスの基本中の基本である。

断られるのはただの挨拶だと思え

お客様に断られたからといって、ダメだと思っていたら契約なんて1件も頂けない。保険セールスに行って、「待ってました」なんてお客様は1人もいない。そんな企業は1社だってない。先方が断るのは当たり前、断るのはご挨拶。そう思っていれば、にこにこして聞いていられる。「今、お金がない」「不景気だから」、こんな言葉を真に受けてはいけない。断られるのは手始めだと思って、軽く受け流す事である。

追い込まれた時に浮かぶアイデアを活かせ

セールスの基本は、思いつきと実行しかない。だから、思い付いた事をすぐ書き留めておくといい。人間の頭には潜在意識に色々なものが溜まっていて、追い込まれていると突然、そこから答えが浮かんでくる。そんな思いつき、閃きは実行してみると上手くいく事が多い。安穏と暮らしている時には、なかなか潜在意識から閃きを引き出す事はできないし、常により多くの事を考えたり情報を捕まえたりしようとは思わない。けれども、いつも苦労し、たびたび追い込まれていると、潜在意識からワッと思いつきが出てくる。

人脈作りにコツはない

人間関係の作り方に確かなコツはない。テクニカルなやり方で人の心は絶対につかめないからである。話題が豊富なのは良い事である。ただ、人によっては何も知らないのに人間関係が作れる場合もある。何も知らないから学ばせて頂く、そういう姿勢で接していれば、相手の満足感が得られる。そこから人間関係ができる事もある。いつも謙虚に自分を律しながら学ばせて頂く、知っている情報は提供する、そして、いつも相手と話す事を楽しむという心を忘れない事が大切である。