忘れた自分を取り戻すヒント
潜在意識を最大限に活用したいなら「好奇心、想像、探検なんて子供の遊びに過ぎない」という考えは捨て去らなくてはならない。
①「なぜだろう?」と考える
「なぜだろう?」と疑問を抱く事で、好奇心が芽生える。好奇心に後押しされる時、人は情熱的に探求し、興味を持続させ、「今」という瞬間に集中する。そして諦めずに探求し続ければ、必ず何らかの発見がある。
②「何も知らない自分」になる
知識が増えると、従来の問題に新しい解決策を見つけられなくなる。頭の中を空っぽにし、すべての知識を脇に置く事が大発見につながる。
③やりたい事は今すぐやる
幸運が訪れるのは、今までの自分から目を覚まし、子供のように自発的に可能性を探求し始めた結果である。今を逃したら、チャンスは二度と巡ってこない。
④遊ぶ
遊びはストレスを軽減し、活気を増し、顔を明るくし、楽観主義を増大し、創造力を養う事ができる。
「あたりまえ」を挑発するヒント
ほとんどの企業に必要なのは、確実さや安定より創造力である。しかし会社人間の大半が挑発的になれないのは、安定が最大の目標となっているからである。例外なく、進歩は変化の結果として訪れる。そして、毎日挑発的でいる事で、創造力を活性化できる。
①「現状という檻」から抜け出す
挑発的であるという事は、状況に疑問を呈し必要があれば、現状を創り直していく事である。挑発的にならなければ、時代遅れの前提と間違った結論に基づいて人生を送るはめになる。企業という檻から抜け出して、まず現状を客観的に認識しなければならない。檻の内部に留まっていては、会社が危険な状態に置かれている事にさえ気が付けない。
②不安な事も引き受ける
「不安だな」と思う事を多く受け入れられるほど、環境の変化に順応し、好機をとらえやすくなる。時にはあえて不快な状況に身を置く事である。
③「やる前」に許可を求めず「やった後」で許しを求める
誰かに要求したり、指示されたりせずに、自分で責任を持って、仕事の質を向上させること。許可なく変化を起こして文句を言われなくなるのは、上司や企業が切羽詰まった状況に陥った後の事が多い。だからこそ、その前に「事後承諾」という挑戦が必要である。
④小さな一歩から始める
私達が挑発的になる事を恐れるのは、変化について話したり、変化を起こしたりするのは、火災報知器を押すようなものだと考えているからである。全員に注目され、後ろ指を刺される事を恐れている。しかし小さな一歩から始める場合、このような状況に陥る事はほとんどない。
挑発には危険が伴う。しかし、挑発するための筋肉は鍛えれば鍛えるほど、もっと簡単に、環境に刺激を与えられるようになる。