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2014/03/10更新

「幸せをお金で買う」5つの授業 ―HAPPY MONEY

217分

1P

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  • ひらめきを助ける
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ハッピーマネー5つの原則

幸福になるためのお金の使い方には5つの原則がある。

①経験を買う
研究では、物質的なもの(家から高級万年筆まで)は、経験を買うこと(旅行、コンサート、特別な食事)ほど幸福をもたらさない事がわかった。人間というのは順応性の高い生き物で、一度手に入れてしまうと、それが何であれすぐに飽きてしまう傾向がある。使った金額が2ドルだろうと20万ドルだろうと、形のあるものよりむしろ経験を買った方が、出費に対する後悔が減る。経験が物質的なものより私達を幸福にしてくれる理由の1つが、経験を通して人とのつながりを感じられる可能性が高いからである。さらに経験的な買い物に対する満足感は時が経つにつれて増していく傾向がある事が研究では示されている。

②ご褒美にする
素晴らしいものがいつも身近にあると、人間というものはそれをあまり大切に思わなくなる。チョコレートから高級車まで、買い物の喜びを持続させるのを阻む重要な障害は、慣れである。大好きなものに手が届かないように制限をかけると、新鮮な喜びを味わえるようになる。喜ぶ能力が再生されるのである。毎日眠気覚ましのためにカフェラテを飲むのではなく、午後のカフェラテを特別な楽しみにするといった方法で、好きなものをご褒美に変える事は非常に価値がある。そして、ご褒美が限られた時間内でしか手に入らない場合に、私達の幸福は最大になる。

③時間を買う
研究では、人生における重大な出来事よりも「性的な問題」「面倒な隣人」「書類に書き込む」などの日常的な厄介事の方が、心理的苦悩を引き起こす可能性が高い事がわかった。トイレ掃除から雨どいの掃除まで、嫌でたまらない仕事を外注すれば、私達の時間の過ごし方は変わり、やりたい事をやる自由を得る事ができる。

④先に支払って、あとで消費する
デジタル技術とクレジットカードは「今、手に入れて、後で支払い」という買い物の仕方をすすめてきた。ところがこの原則を逆転させると、あまりお金を使わなくても、もっとたくさんの幸福を買う事ができる。お金を先に支払っておいて、消費を後に延ばす事で、現実に落胆する事なく、期待に満ちたわくわくした気持ちを持ち続ける事ができる。何か良いものがすぐに利用可能な場合「現在の威力」が他のすべてのものを小さく見せてしまう事が研究で示されている。しかし、ハーシーのキスチョコのようなシンプルなものでも、ほんのちょっとの「おあずけ」を課す事で、ついにそれを食べた時にはずっとおいしく感じられる事が明らかになっている。

⑤他人に投資する
研究では、少ない金額でも他人のために使うと私達自身の幸福感に効果が表れるという結果が示されている。人に与える事で最も多くの幸福をもたらすには、他人とのつながりを深めるような方法で投資ができた場合である。