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2014/02/26更新

エリートの条件

74分

1P

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開成中学・高校校長の教育論

開成中学・高校の校長である著者が語る教育論です。どのようにして、子供を育てれば良いのか? エリートの育て方が紹介されています。


■何かに「執着」できることこそがエリートの条件
「エリート」の本質的な能力に焦点を絞るのであれば、「天賦の才が備わった」という意味をもつ「ギフティッド」という呼び方の方が、よりわかりやすい。すべての人は何らかの分野で「ギフティッド」であるからである。但し「ギフティッド」として開花するには「執着心」が欠かせない。時間を忘れて没頭できる分野を見つけられた人は、ギフティッドとして飛躍できる可能性を持っている。

何かに没頭し、その結果、成果を挙げる事ができるのは、その人が特別な才能に恵まれていたからではなく、執着できる何かを見つけられたからである。

超短要約

何事も努力なしには成果を挙げる事はできない。高い目標を掲げ、それに向かって進むのであればなおさらである。

努力には2つの種類がある。1つ目は苦痛の伴う努力で、これを続けていても一向に物事は上達しない。2つ目は、何時間続けても全く苦にならない努力である。「気が付いたら10時間没頭していました」という分野を見つけられれば、確実に成果を挙げる事ができる。ギフティッドとして飛躍できるチャンスも大きくなる。

没頭できるものを見つけられずに悩んでいる人は多いが、それを見つけられるように周囲が意識的に環境を整える事は可能である。教育の場であれば、授業とは別に、課外活動に関して、生徒たちがどんなものでも自由に選べるような状況をつくる事である。自ら選択する事が重要であり、それが主体性を育てていく。

夢中になれる環境を整え、上手にできたらとにかく褒めていくといい。褒められた若者は、さらに夢中になって好きな事に没頭していく。同時に、好きな事に対する執着心や自信も芽生えてくる。

著者 柳沢 幸雄

1947年生まれ。東京大学名誉教授 開成中学校・高等学校校長 大学卒業後、日本ユニバック(現・日本ユニシス)にシステムエンジニアとして勤務し、銀行のオンラインシステムの保守・開発を担当。 1981年、東京大学大学院工学系研究科化学工学専攻博士課程修了。大気汚染を中心とした環境科学の研究に従事。 1984年に渡米し、ハーバード大学公衆衛生大学院環境健康学科研究員を経て、同科助教授、准教授、併任教授を歴任。この間、ベストティーチャーに数回選ばれる。

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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.3 1分
Part1 エリートとは何か p.11 10分
Part2 エリートの育て方 p.37 23分
Part3 いつまでも飛躍していくために必要なこと p.99 7分
Part4 エリートを育てるための環境づくり p.117 15分
おわりに p.157 1分

ユーザーのしおりメモ (1)

Miyuki Komukai

ああああああああああああああああああああ
2014-03-03