感謝する
「してくれない」思考の人は、不満が基本になる。「してもらってる」思考の人は、貢献や感謝が基本になる。どちらがハッピーか言うまでもない。
僕らはみな両親から生まれた。その両親にも必ず両親がいる。10世代さかのぼるだけで1024人、20世代で104万8576人、40世代で1兆995億1162万7776人。この中で1人の人生がちょっと変わるだけで、今の自分はいない。その事を考えるだけで、なんてありがたいんだろうと感謝が溢れてこないか。
恩返しスタイルは感謝を先に感じて、先に満たされるスタイルの事である。最初から関わる皆に心から感謝しながらコラボレーションしていく。恩返しスタイルのすごいところは、「恩返ししよう」と考えた瞬間から脳が猛烈なスピードでこれまで受けた恩や恵みを検索しだすところである。そして、これまで気づかなかった恩や恵みに気付き始める。感謝の心がこみあげてくれば、自然と行動が変わる。行動が変われば結果も変わる。
とらえ方を変える
同じ時代に生きているのに、似たような環境で育っているのに、日々、幸せを感じながら生活している人もいれば、不満、不安、不幸を感じながら生活している人もいる。この差をつくりだす原因は「とらえ方」である。例えば、同じ冷たい水を触って「冷たくて気持ちいい」と思う人もいれば、「冷え過ぎて体に悪い」と思う人もいる。勉強も、仕事も、夫婦生活も、子育ても、自分の心次第、とらえ方次第である。イヤイヤ取り組むか、ワクワクしながらやるかは他人や環境を超えて自分でコントロールできる。
才能がないからと言って何もしない人は、才能があっても何もできない。センスがないからと言って何もしない人は、センスがあっても何もできない。そういう思考にならないためには、逆に「どうしたらできるのか」という質問を自分に投げかける。「お金がないからできない」→「お金がないからこそできること」といった思考に変えるだけで、行動も結果も大幅に変わる。
行動する
高齢者に対して「人生で一番後悔した事は何か?」という調査をした結果、「やったこと」に対しての後悔は少なく、多くの人が「やらなかったこと」に後悔している。やりたくてやらなかった事は、頭の中でどんどん、良いものに思えてくる。だから、「どうしてもやりたい!」と心の底から思った事は一歩踏み出していこう。
何か行動を起こせば失敗する可能性は増す。そして、失敗が怖くなって人はチャレンジするのをどんどんやめていく。しかし、成功のためには失敗は必須。だからこそ、いかにして「小さな失敗をしでかすか」「失敗を楽しめるか」がカギとなる。「今」やる事が、「後悔」を減らす。