ブログ、ソーシャルメディア、動画共有サイトなどでコンテンツをつくって、マーケティングに活用するための基本的な考え方が書かれた本。様々なマーケティング事例などが紹介されています。
■コンテンツマーケティングとは
マーケターならば、誰もがコンテンツを生み出す。ウェブサイトやソーシャルメディア、ブログ、動画共有サイト、メルマガなど、様々なデジタルチャネルを使って、それらを世の中に広げようと躍起になる。そんな時代がきている。デジタルの世界においては、編集者のように考え、編集者のように情報を発信する方法を身につけなければならない。
コンテンツを使うことは販売でもなく、広告でもない。相手を引き付けるマーケティングである。消費者が必要だと探している時に、信頼できて、わかりやすく、役に立ち、思わず注目したくなり、面白い情報がそこにあるという状態にすることだ。
調査会社の統計によると、ビジネスにおける意思決定権を持つ人の80%は、企業の広告よりも記事本編から情報を得る事を好むとしている。そして、その内の70%は「コンテンツマーケティング」が企業の役に立つ事に気付いている。コンテンツマーケティングはブランドの認知や、信用、権威、忠誠、安心感を得るための助けとなる。
コンテンツマーケティングを、コンテンツをつくって発表する事だけだと考えているなら、考えなおす必要がある。オンライン上の声に耳を澄ます事が、コンテンツマーケティングの基礎となる。オンラインでの理性的な会話やニュース、ブログ、インフルエンサー、および他のオンラインコンテンツの声を聴く事なしには、効果的なコンテンツマーケティングの戦略を練る事も、ましてや実行する事もできない。
コンテンツマーケティングのキモは、聴いて、対応すること。そして受け手の声に基づいて、適切なコンテンツをつくる事だ。オンラインコンテンツの制作については、次の割合でリソースを配分するのがいい。
・聴くこと:25%
・コメント&対応:50%
・つくること:25%
著者 レベッカ・リーブ
コンテンツ戦略コンサルタント 世界的に知られたデジタルマーケティング、パブリッシング、メディア、コンテンツ戦略の専門家。Econsultancyの米国事業部門の設立・運営に関わったほか、7年にわたりClickZ Networkのバイスプレジデント兼編集長を勤め、検索エンジンマーケティングに関する専門サイトSearch Engine Watchを運営した。 Siegel+Galeをはじめとする戦略的eサービスのコンサルタント会社のほか、Universal Television、Networks Group、BertelsmannのRTL Televisionといったグローバルメディア企業で役員としての経験も持つ。
帯 インフォバーン代表取締役 小林 弘人 |
tokuriki.com 徳力 基彦 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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Part 1 コンテンツマーケティングの基本 | p.19 | 14分 | |
Part 2 コンテンツの種類について | p.39 | 47分 | |
Part 3 コンテンツを使いこなす基本技術 | p.105 | 158分 |