エレメントを見つける
自分の中にあるものを見つけるには、自分の外側を見る必要がある。新しい行動に挑戦し、新しい場所を訪れ、新しい人々と会ってみるのだ。新しい機会に触れ、異なる状況や環境で自分をテストしてみる事が必要だ。
もちろん誰しもすべての事ができる訳ではない。瞑想や熟慮の目的の一部は「あなたが重要と思う事を確認し、それらをどうやって可能にするかを見つけること」である。外界の騒音をストップさせ、視野を変え、そしてトライしてみる事はエレメント探しにおける3つの重要なプロセスである。これらのプロセスは「集中」と「探検」と「熟考」のサイクルの中で形づくられていく。
人生の原則
エレメント探しにおいてベースとなる、誰にでも当てはまる人生の原則には次のものがある。
①自分の人生は「唯一無二」である
②人は「自分自身の人生」を創造している
③人生は「生きもの」である
人生を生きる事は、海で船を操るようなものだ。人生はクリエイティブで一直線ではないから、全人生を一時に計画する必要はない。さしあたり「旅を始めること」「様々な道を探検する心構えを持つこと」に集中するのがいい。
経験がなければ得意、不得意はわからない
大半の人が自分のエレメントを探し出せないでいる理由の1つは、自分の得意な事がわからないからだ。得意な事は生まれ持った才能や素質と関係がある。
才能はあなたの中にある可能性だ。可能性は磨かなければ発揮されない。自分の奥深くに隠れ潜んでいる才能を発見できるかは、ある程度、機会の有無にかかっている。経験がなければ得意、不得意はわからない。エレメントは向こうからやって来ない。単に経験する機会に恵まれなかったが実は得意だという場合もありうるのだ。エレメント探しのためには、一度も試みた事のない分野に対して心をオープンにして柔軟な姿勢でいなければならない。真剣な取り組みが劇的な結果を生む可能性もある。
何が好きなのか?
自分が得意な事をしている人は多いが、その大半がその活動を愛してはいない。エレメントというのは、それが好きだという条件も加わる。あなたの才能が何であれ、成功の原動力は情熱である。情熱の探求で自分に問いかける2つの重要な問いは「あなたは何を愛しているか」「そのどこが好きか?」だ。
エレメントの探求で重要なのは、人生で意味と目的を見つける事である。もしエレメントの探求に意味があると感じられれば、これまでとは全く異なるレベルで、以前より簡単に、より集中してエレメント探しができるようになる。