成功の秘訣は、最も大事な「1つのこと」を見つけて、そこに力を集中すること。あとはドミノ倒しのように、目覚ましい成果が得られる。
成功するために必要なシンプルな考え方をわかりやすく紹介している1冊です。
■一つのことに的を絞る
仕事や人生から最大の収穫を得るには、できるだけ的を絞る事だ。人には限られた時間しかないから、あれこれ手を広げると十分な事ができなくなる。
すべてに優先順位をつけ、最も重要な事をやり遂げる事に全エネルギーを注ぐ。目覚ましい成功の成否は、ドミノ効果をつくり出せるかどうかにかかっている。「一つのこと」は成功の核となるものであり、目覚ましい成果の出発点である。
私達は、自分の信じるところに基づいて行動しようとする。その結果、あまりにも多くの事を受け入れてしまい、「一つのこと」に集中できなくなる。そして大抵、その「多くのこと」のせいで私達は考えが混乱し、行動を誤り、成功できなくなる。
何かに成功する確実で絶好のチャンスを得たいなら、方法は常に同じでなければならない。的を絞るのだ。「的を絞る」とは、したい事ではなく、するべき事をするという事だ。それは、すべてが等しく重要とは限らない事を知り、最も重要なものを見つける事でもある。
仕事や人生から最大の収穫を得るには、できるだけ的を絞る事だ。ほとんどの人は逆だと思っている。大成功は時間のかかる事だと考えている。そのため、スケジュール表や、やる事リストにはやるべき事が一杯で、収拾がつかなくなっている。
人には限られた時間しかないから、あれこれ手を広げると十分な事ができなくなる。業績をあげたいと望むなら、あれもこれもの足し算ではなく引き算が必要だ。的を絞る事は目覚ましい成果をあげる簡単な方法であり、有効である。
著者 ジェイ・パパザン
ケラー・ウィリアムズ社出版部門 統括責任者 米国大手出版社ハーパーコリンズを経て、ケラー・ウィリアムズ社出版部門の統括責任者として、ケラーの多くの著書に共同執筆者として関わっている。
著者 ゲアリー・ケラーケラー・ウィリアムズ不動産共同設立者・会長 テキサス州オースティンの一室で立ち上げた同社を、一代で全米最大の不動産会社にまで育て上げる。現在はビジネス・コーチとしても活躍。 権威あるアーンスト・アンド・ヤングの「アントレプレナー・オブ・ザ・ イヤー」にも選ばれている。
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
日経ビジネス Associe (アソシエ) 2014年 04月号 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
01 一つのこと | p.7 | 4分 | |
02 月まで届く驚異のドミノ効果 | p.15 | 3分 | |
03 成功事例に見る「一つのこと」 | p.21 | 5分 | |
04 「すべてのことは等しく重要」という嘘 | p.35 | 6分 | |
05 「マルチタスクは効率的」という嘘 | p.47 | 6分 | |
06 「規律正しい生活が必要」という嘘 | p.59 | 4分 | |
07 「意志の力は常に万全」という嘘 | p.67 | 6分 | |
08 「バランスのとれた生活が肝心」という嘘 | p.79 | 6分 | |
09 「大きいことは悪いこと」という嘘 | p.91 | 6分 | |
10 的をしぼり込む質問 | p.107 | 6分 | |
11 成功の習慣 | p.119 | 5分 | |
12 優れた答えへの道 | p.129 | 7分 | |
13 目的を持って生きる | p.147 | 5分 | |
14 優先事項に従って生きる | p.157 | 4分 | |
15 生産性をめざして生きる | p.165 | 8分 | |
16 三つの誓い | p.181 | 7分 | |
17 四人の泥棒 | p.195 | 6分 | |
18 旅 | p.207 | 4分 | |
エピローグ――「一つのこと」を活かす | p.214 | 3分 |
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