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2014/02/14更新

プルーフ・オブ・ヘヴン--脳神経外科医が見た死後の世界

211分

2P

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死後の世界は存在するのか?

死後の世界は存在するのか? これまで死後の世界を否定してきた脳神経外科医が、生死の境をさまよい、自らの臨死体験をまとめた本。


■臨死体験
大腸菌性髄膜炎にかかった人の多くは、発症後1週間以内に死亡する。大腸菌による成人の感染症は天文学的確率で稀で、大人の場合は例年1000万人に1人にも満たない確率でしか発症例は見られない。

2008年11月10日、54歳という年齢で、私はこの希有な病気にかかり、7日間にわたる昏睡状態に陥ってしまった。その間は新皮質(人間としての活動を担う機能が備わる大脳の表面を占める部分)の全体が活動を停止していた。あらゆる意識は脳で生み出されている。脳が機能を停止すれば、意識を持つ事ができない。

しかし、その間の臨死体験は、脳や肉体が死んでしまっても意識は消滅せず、人間は死を超えて経験を継続していく事を教えてくれた。

■地下世界
そこは暗い場所だった。闇でありながら、視界が効く暗がり、泥の中に沈んでいながら、泥を通してものが見えるような暗がりだった。意識もあった。だがそれは、記憶も自意識も持たない意識だった。何が起きているかはわかっているが、それを見ている自分がどこの誰なのかがわからない。

超短要約

既存の科学にもとづく方法では、魂や死後の世界、転生、神、天国などにかかわる疑問に解答を見出す事が難しいため、そうしたものの存在自体が暗に否定される状況が生じている。

しかし、どんな人にとっても意識は何よりも身近なものだが、この宇宙にあるものの中で意識のメカニズムほど知られていないものはない。物理や脳の複雑な構造は、意識とは一切関わりがない。意識の仕組みを解明する手がかりはそこにはないのだ。

宇宙には始まりも終わりもなく、神は宇宙のあらゆる粒子に内在している。あちら側で抱いた畏怖、驚くべき創造の力は、「全知」という表現ですら物足りなく思えるほどのものだった。これは言葉を超えていた。神の名前を唱える事や伝道者を描写する事を禁じている宗教は、正しく真理をとらえている事がわかった。神の真理は、地上の人間が言葉や絵画で表現できる範囲を完全に超えていた。

あちらでは個人としての認識が、同時に隅々まで宇宙に融和していた。認識している境界と周囲との境界が限りなく曖昧になってくると、自分が宇宙そのものになったように感じられる事もあった。神とも融和していると感じられた。だがそれにもかかわらず、神の創造的な本源の側面は、その外側にあると強く感じられた。

全知全能の人格を備え、無条件の愛を表す神は、すべての人の中に内在し、すべての人が神とのつながりを通じて1つにつながっているのだ。

著者 エベン アレグザンダー

脳神経外科医 ハーバード・メディカル・スクールで15年間准教授を務める。医師として通算25年以上のキャリアをもち、査読制の医学雑誌に単独または連名で150以上の論文を執筆、世界各国の医学会議などで200回を超えるプレゼンテーションを行なっている。 2008年11月、細菌性髄膜炎により1週間の昏睡状態を経験。その後は医師としての活動のかたわら臨死体験の語り部となり、ダライ・ラマ14世との対話などを積極的に行なっている。

この本を推薦しているメディア・人物

帯
京都大学教授 カール・ベッカー

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
プロローグ p.9 9分
一章 痛み p.22 5分
二章 病院で p.30 4分
三章 唐突に p.36 2分
四章 エベン四世 p.39 3分
五章 地下世界 p.44 3分
六章 生きるための錨 p.49 4分
七章 回転する光体の調べとゲートウェイの世界 p.55 3分
八章 イスラエル旅行 p.60 2分
九章 コアの世界 p.63 5分
一〇章 重要なこと p.70 7分
十一章 下降スパイラルの終わり p.81 8分
十二章 コアの世界 p.93 5分
十三章 水曜日 p.100 2分
十四章 特別な種類の臨死体験 p.103 3分
十五章 忘却の恩恵 p.107 5分
十六章 井戸 p.115 2分
十七章 エヌ・オブ・ワン p.118 5分
十八章 忘れ、思い出す p.125 1分
十九章 隠れ場所 p.127 4分
二十章 門が閉じられる p.133 2分
二十一章 虹 p.136 2分
二十二章 六つの顔 p.139 3分
二十三章 最後の晩、そして最初の朝 p.143 3分
二十四章 帰還 p.148 3分
二十五章 先はまだ長い p.153 3分
二十六章 ニュースを広める p.158 3分
二十七章 帰宅 p.161 3分
二十八章 現実を超える現実世界 p.165 1分
二十九章 共通体験 p.167 4分
三十章 死からの生還 p.173 3分
三十一章 三通りの陣営 p.178 6分
三十二章 教会で p.187 1分
三十三章 意識の謎 p.189 11分
三十四章 最後のジレンマ p.205 3分
三十五章 写真 p.209 7分
イターニア p.219 1分

この本に影響を与えている書籍(参考文献、引用等から)

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