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2014/01/24更新

わたしが正義について語るなら (ポプラ新書)

87分

2P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な

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本当の正義とは何か

本当の正義とは何か。
アンパンマンの作者、故やなせたかし氏が、アンパンマンを書いた経緯や正義とは何かについて語っている1冊です。


■餓えた子供を助ける事が一番大事
1973年、最初に「あんぱんまん」を書いた時は全く自信がなくて、子供にはウケないだろうと思っていた。というのは、あんぱんまんの見た目があまりかっこ良くない。特に最初に書いた「あんぱんまん」はぼろぼろマントだし、かっこ良くない。だから、読者にはウケないだろう、でも、餓えた子供を助ける事が一番大事なんだと思って書いた。

僕が飢えを実感したのは兵隊として戦争に行った時だった。重労働は、若いから一晩寝ればなんともない。辛い訓練もあって毎日殴られるけれど、それにも耐えられる。耐えられないのは、食べるものがないという事だった。日本に帰ってみても、その当時の昭和20年代は本当に食べるものがなかった。毎日食べていくのが大変な時代だった。

超短要約

本当の正義というものは、決して格好のいいものではないし、そのために必ず自分も深く傷つくものである。そして、そういう捨て身、献身の心なくしては正義は行えない。

あんぱんまんは、やけこげだらけのボロボロの、焦げ茶色のマントを着て、ひっそりと、恥ずかしそうに登場する。自分を食べさせる事によって、餓える人を救う。それでも顔は、気楽そうに笑っている。

著者 やなせたかし

1919年生まれ。漫画家 漫画家をめざしながら、三越宣伝部にグラフィックデザイナーとして勤務し、その後、舞台美術、作詞、放送作家など多方面で活躍する。1973年、月刊誌「詩とメルヘン」を創刊、責任編集を担当。同年、「キンダーブック」に「あんぱんまん」を初めて掲載、以後アンパンマンその他多数の絵本を出版。 1988年、「それいけ!アンパンマン」の放映が日本テレビ系列で開始されると、爆発的な人気を得る。2013年10月死去。

この本を推薦しているメディア・人物

週刊 東洋経済 2013年 12/14号 [雑誌] 週刊 東洋経済 2013年 12/14号 [雑誌]
日経ビジネス Associe (アソシエ) 2014年 02月号 日経ビジネス Associe (アソシエ) 2014年 02月号

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.3 1分
第1章 正義の味方って本当にかっこいい? p.13 11分
第2章 どうして正義をこう考えるようになったのか p.39 34分
第3章 正義の戦い方 p.117 11分
第4章 ぼくが考える未来のこと p.141 6分

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