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2014/02/06更新

一流の決断力 伝説のディール・メーカーが教える「粘る力」と「割り切る力」

144分

3P

  • 古典的
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決断の流儀

・大勢の意見、既成の価値観を疑い、実行する勇気を持つ
まず「みんながやっている事は間違っているのではないか」と考えるところからスタートする。他と異なったやり方をチャレンジする事が、経営ではことさら大切である。醸成された価値観を変えるところに大きな勝機があり、価値創造こそが経営者に求められる。

・迅速に、適確に優先順位をつける
変数が絡み合う複雑な状況では、重要性の低そうなものを消していく事が大切だが、これはそれぞれの変数に優先順位をつけるという事である。物事に優先順位をつけられるという事は、それぞれのリターンとリスクがすでに概ね把握できているという事である。どれだけ迅速かつ適確に物事の優先順位をつけられるかはビジネスの要諦ともいえる。物事の軽重を瞬時に判断できるのは、普段あらゆる角度で様々な案件を考えているからこそである。

・決断に迷ったら「何のために」と問う
常に「何のためにするのか」という目的を問いながらやっていけば無駄な仕事をせずにすむ。いかなるプロジェクトも時間が経つにつれ、関係者が増えるにつれ、複雑化していく。そこで本末転倒という事態を避けるためにも常に目的は何かに立ち戻る事である。

・過去の安易な踏襲が創造性を奪う
決断で一番大切な事は、「柔軟な思考に基づいた決断であれ」という事である。臨機応変に、しなやかな決断をしていくためには、過去にとらわれず、創造的に考えていく習性を身につける事である。

・観察眼が決断の基礎となる
中国には「勝負事の神様に、勝つために一番大切なものは何かと聞いたら、それは観察眼だと答えられた」という古い話がある。すべてビジネスは同様で、「小さな綻びも見逃さない」事が大切である。物事を注意深く観察し、さらに現状を確認する事がまず基本である。その結果、自分の中に「大丈夫」(楽観)と「危ない」(悲観)が交錯し、決断に迷った時は、悲観的な見方をベースにおいて考えて間違いない。

・既成事実を作る
世の中は何事であれ、一度にすべてが決まるわけではない。見えないところで少しずつ既成事実が積み重なり、誰の目にも明らかになった頃には大勢は決している。とにかく一歩でも二歩でも前に踏み出しておく事である。1つでも早く事実を作った者の勝ちである。

・リスクをとる者が主導権を握る
「人間は期待の固まりである」と言っても過言ではない。多くの人が「じっと待っていれば、相手が夢のようなプランを提供してくれるものだ」と考えている。「自分は何をすべきか」という考えは毛頭ない。こういう時、自分がリスクをとる事である。相手の出方をうかがっている方が楽だが、こちらが先にリスクをとって動かない限り、主導権を握る事はできない。