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2014/01/07更新

Win‐Winタイム・マネジメント―シナジーを創り出す時間管理へ。タイム・マネジメント4.0実践編

161分

2P

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効率の前に方向性を間違えない

本当の意味で生産性を上げるには、リーダーシップとマネジメントの順番が大切になる。リーダーシップがまず先であり、その後にマネジメントを行う。Win-Winタイム・マネジメントでは、この順番が大切になる。

通常、生産性向上は、一分一秒も無駄にしないでできるだけ多くの事柄を実行する事だと誤解されている。しかし、リーダーシップ、つまり正しい方向性がなければ、その効率性は効果がないか、もしくは非効率となる。マネジメントだけに注目せず、自分自身のリーダーシップについても考えなければならない。

時間をかけて信頼関係を築け

「役割」は重要であり、自分の役割を見直し、きちんと果たす事で、周囲の人々と豊かな人間関係を構築できるようになる。この部分を軽視して、人間関係の重要性を考えずに生産性向上に取り組んでも真の効果性を得る事はできない。信頼できる人間関係が土台になければ、どんなに効率的に業務をこなしても、長期間良い結果を得続ける事は難しくなる。

他者と揺るぎない信頼関係を築くには、お互いが納得できるコミュニケーションを時間をかけて、積み重ねていく他ない。私達はつい効率を優先して、大切な事に十分な時間をかけずにいるが、人間関係においてそれは非常に危険である。生産性を向上したいビジネス・パーソンに必要なのは、効率性より効果性に意識を向けたタイム・マネジメントを行う事である。

成果を生み出す能力を磨け

効果性の重要な原則は「P(成果)/PC(成果を生み出す能力)バランス」である。PとPC、2つの側面のバランスを図る事が大きな意味を持つ。組織では、現在の能力を引き上げるために、新しい人材や設備を入れるといったアプローチは多い。しかし、お客様やチームメンバーとの信頼関係を築くなど、人間関係のためのPC活動にあまり注意がいかない。私達の行うタイム・マネジメントの目的は、上司や部下、パートナーといった周囲の人たちとのシナジーを生み出す事にある。自分自身の能力開発と同様、人間関係を築くためのPC活動を考え、計画する事が重要である。

緊急でないが重要なタスクに注目する

生産性を高くし、効果性の高い生活を送る事は、「緊急でないが重要」な事柄を確実に実行できるかにかかっている。「緊急でないが重要」以外のタスクを少なくするように、重要と重要でない部分を区切っているラインを下げる事は可能である。重要でないタスクを減らせばラインは下がる。多くの飛び込み仕事にノーと言い、多くの無意味な電話やメール、暇つぶしをさっさと切り上げる。緊急なラインを左に移動するために、クレームや危機の原因を追及し、その対策・計画をタスクとして設定し、実行すればいい。