価値観が同じことを、強烈にアピールしたい時
「最近の◯◯って、分かりませんよね」
誰もが、同じ価値観を持つ人を、より受け入れようと思うもの。共通点探しは、万国共通、全世代共通の会話のポイントである。この時、お互いに◯◯だというキーワードで、共通点を考えがちだが、お互い知らない事、理解できない事をテーマにしてみる事で、予想以上に意気投合できる事がある。
久しぶりに会う相手の時
「あれ、やせたんじゃない?」
ダイエットに興味のない人はあまりいない。久しぶりに会った相手に、やせたんじゃない、と投げかけられると誰でも何となく嬉しくなるものである。否定されても恐れる必要はない。そうかなぁ、なんて言いながら、軽くスルーするだけでOK。
自分を落として盛り上げたい時
「最近、重力に勝てなくて・・・」
自分の欠点やマイナスを開示して得られる共感は、強い仲間意識を生み出す。あえて、ネガティブあるあるを提示して、共感をゲットした上で、話を展開していく。
一発で相手の心を開きたい時
「笑わないと約束してもらえますか?」
失敗談や苦労話は、成功談や自慢話より共感を生み出しやすい傾向にある。弱みの開示は、敵に対してはしない行為である。強さではなく弱さを見せる事で、相手に心を開いているという安心感を与え、仲間意識を生み出す。
肩の力を抜いてもらいたい時
「30%の力で聞いて下さい」
リラックスして聞いてもらえるという事は、リラックスして話してもらえる事にもつながる。少しだけ意表をついたこのフレーズで、目の前のハードルを思いっきり下げる。
力ずくで相手の好感を引き出したい時
「ほめてもらっていいですか?」
ポジティブな言葉を発すると、感情はポジティブな方向へと動く。人の感情は、口にした言葉の方向へと動く。つまり、褒め言葉を口にしてもらうだけで、好感ある行動を引き出す事ができる。
プライベートな情報を上手に引き出したい時
「家族でご飯食べる機会って、減りましたよね」
極端にプライベートな投げかけでは、相手が構えてしまう事もある。何となく一般的で、相手にも当てはまりそうな話題をチョイスするのがコツ。後に続けるのは、子供ネタや、奥さんネタが基本。
無口な同僚とコミュニケーションを取りたい時
「今日って、金曜日でしたっけ?」
誰でも答えられる質問で、どんな答えが返ってきても問題がなく、ケースバイケースで話を盛り上げる事もできる。金曜日は、明日から休みになる特別な日。ポジティブなイメージが湧きやすいのもポイントである。
相手に賛同する姿勢を強調したい時
「仰る通り!」
100%の同意を瞬時に伝達できる、世界一強固な相づちフレーズである。この後、定番のおうむ返しをするのが基本パターンである。