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2013/12/10更新

発想をカタチにする技術 新しさを生みだす“ありきたり"の壊し方

145分

3P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な

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枠からはみ出した直感を信じる

直感とは、一見、いい加減なもののように感じるが、実は潜在意識に眠る情報集積の賜物である。枠からはみ出したものを見つけるのは難しい。だからこそ、直感で「おもしろい!」と思ったら、それを大切にする。会社に長くいると、直感でおもしろいと思ったものをすぐ疑うようになる。「うちの会社じゃちょっとムリかなあ」「前にも似たようなものがあって失敗したよな」なんて、無意識に考えている。でも、その時「ワクワクした」ものというのは、必ず、会社の中にはないものである。既にあるものなら、ワクワクしない。

何か新しい事を始めたいなら、必ず、直感で見つけた「衛星」の方から始めること。必要な努力は衛星から本体へのパイプをつくること。「これ、おもしろいぞ!(直感)どうしたら、会社の枠に収まる?(パイプ)」という方向である。

何か企画を立てる時に、世の中でウケているものは何かなー、売れているものは何かなーと考えても絶対新しいアイデアは生まれない。それで生まれるなら、世の中、新しいアイデアだらけである。リサーチは次の3段階で行う。

①直感を刺激するリサーチ
自分の心を空っぽにして、何か面白いことはないかなーと、本屋やYoutube巡りなどをする。大事なのは、「今、流行っている」「他の人々がウケている」といった情報をカットすること。自分の心に響くかが鍵である。

②直感を具体化するリサーチ
「何をおもしろいと思ったのか」という狙いが決まったら、今度はそれを広げる。忠,面白いことがわからないまま、闇雲に材料を集めないこと、やればやるほど、おもしろさが見えづらくなる

③さらに深める内的リサーチ
ある程度材料が揃ったら、一旦立ち止まり、自分から離れ、自分の心がどう反応するかをリサーチする。

直感をストックする

直感は、才能ではない。誰にでもある。ただそのアンテナを鍛えていないと、せっかくの発想の元を見逃してしまう。何かの情報が入ってくる時、人はどうしてもこれまでの経験や知識をもってそれを迎え入れる。でも、自分が持っているフィルターを脇に置いて、「空っぽ」の状態で見ないと、せっかくのおもしろいものにも気づかない。

アイデアを考える時の出発点は、まず自分が「おもしろい」と思ったものから始めること。そのためには、アイデアの種=おもしろいって感じた直感を頭の中にストックしておく事が必要である。「こんなアイデアはないか」ではなく、「おもしろいものをどこかで使えないか」って発想である。アイデアは、創造すると考えてはならない。アイデアは見つけるものである。おもしろいものは、あなたの中にすでにある。