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2013/12/10更新

発想をカタチにする技術 新しさを生みだす“ありきたり"の壊し方

145分

3P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
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  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
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一歩自分から離れた目線が、新たな発見につながる

「サラリーマンNEO」を生み出し、「あまちゃん」を担当したNHKディレクターの思考術。新しい発想を生み出し、それを形にするには何をすればいいのかが書かれています。


■一歩自分から離れた目線が、新たな発見につながる
自分に振りかかったら腹の立つ出来事も、テレビだと自分から離れているから笑える。自分を離れて客観的に見れば、すべては喜劇である。

人生の大半の不幸は、自分にこだわる事からはじまる。笑いのある人生のコツは、自分から離れること。離れれば、自分の才能を発見できる。離れれば、アイデアが浮かんでくる。離れれば、人間関係がうまくいく。つまらない会議も、離れてみると滑稽で笑える。一歩自分から離れた目線が、新たな発見につながる。

離れていて良い事の1つは、自分の考えに固執しなくなる、つまり、人の声に耳を傾けられるようになる事である。企画のキモは、共感できる新しさである。どんなに斬新でも、人の共感を得られなければ、ただのエゴ。そのためのスタートは、他人の声で、自分の興味なんてどうでもいいのである。

超短要約

■本質を探れば切り口が見つかる
切り口とは、どういう方向で演出をするか、という事である。新しい切り口を見つけるためには、まず本質を自分の腹に落とし込む事である。切り口っていうくらいだから、切らないといけない。きちんと切ってるから、中がわかって、本質が見えてくる。そこでようやく、それをどう見せるか、という事が出てくる。

なぜ、これがおもしろいのか。なぜ、これに力があるのか。なぜ、人がそれを必要とするのか。突き詰めて本質を見つける。

■努力するよりも試す
僕ら普通の人は自分の従来のやり方に固執する。しかし、イチロー選手が毎年フォームを変えるように、すごい人達は、毎年自分を変えている。自分をどんどん試して変えられる人が、その道で何かを成し遂げられる。だから、努力するより「試す」のである。考えていても何もはじまらない。そのためには、自分から離れているとやりやすい。こだわりや、今までの慣習にとらわれず、「これ!」と思った事をどんどん試せる。

■自分から離れ、試すこと
自分のやり方で、自分の範疇でやっている事は努力ではない。作業である。努力とは自分を高めるためにするもので、努力するなら、色々な事に挑戦する努力をすべきである。挑戦、すなわち「試す」。

仕事がうまくいかず悶々とした状況から抜け出せない人の多くは、「自分はこういう人間だ」と決めて付けているように思える。変わるコツは「自分から離れる」事である。自分から離れると、新しい事にどんどん出会える。

自分に固執している人は、自分が悪いところを見たくないから、状況を客観的に見ず、他人や環境のせいにしてしまう。伸びる人とそうでない人の違いは、そういう事である。自分を更新するとか、自分を試すという事が大事である。

著者 吉田 照幸

1969年生まれ。NHKエンタープライズ 番組開発部エグゼクティブディレクター 1993年NHK入局。「のど自慢」、「小朝が参りました」などエンターテイメント系の番組を中心に活躍。 広島放送局を経て番組開発部移動後、2004年に「サラリーマンNEO」を企画、以後全シリーズの演出を担当。型破りな番組として人気を博す一方、タニタの社食、Google本社を日本のテレビ番組として初潜入、コントに日産のカルロス・ゴーン氏を引っ張り出すなど、話題となった。 2011年には「劇場版サラリーマンNEO(笑)」の脚本・監督を務める。第35回・36回国際エミー賞コメディ部門ノミネート。 2013年春からは、“異例のレンタル移籍"で、連続テレビ小説「あまちゃん」の演出を担当。丸の内朝大学の講師としても活躍。

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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに 自分から離れるとうまくいく p.5 8分
第1章 直感を形にする方法 ~ふわっとした想いがエッジのある企画になる p.25 25分
第2章 思いつきの「アイデア」を伝える ~常識を打ち破る企画を通すために p.73 17分
第3章 新しさは「直感」から生まれる ~Don't think.Feel! p.107 17分
第4章 問題と友達になる ~「問題」は新しいアイデアが生まれる絶好のチャンス p.141 10分
第5章 企画の「エッジ」をなくさないために ~「見つけたおもしろさ」を最後まで守りきる p.161 14分
第6章 努力はするな。コツコツ試せ。 ~錆びつかないための、自分の変え方 p.189 17分
あとがき ドラマもコントも撮ったことがなかったぼくが「NEO」をどうやってはじめたか p.222 3分

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