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2013/10/30更新

結果を出す人の30秒で話を伝える技術

92分

2P

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3つの基本原則

3つの基本原則がわかれば、誰でも30秒メッセージの技術をマスターできる。

①明確な目標を設定する
目標とは「自分が達成したいこと」。目標を定めるには「なぜ」をキーワードに自分に質問を投げかけてみる。「なぜ、自分はそれを目指そうとしているのか?」「具体的に何を達成したいのか?」 目標は1つに絞られていなければならないし、明確かつ具体的でなければならない。

②聞き手を定め、その人を理解する
自分の目標を見極めたら、誰が自分の望みを叶えてくれるのか、厳密に確かめなければならない。そして、相手が自分に好印象を抱く要素を最低でも1つ、見つけ出さなければならない。重要なポイントは、相手が自分に何を求めているかを見極める事だ。

③どうすれば一番伝わるか考える
目指すものを見定め、メッセージを聞かせるべき相手を見極めた後は、そこへ辿り着く最善の方法を決めなくてはならない。

・部下→上司 目的:昇進する
「会社の存続のためにはリーダー育成が必要です」

・不満のある客→店員 目的:返金または交換してもらう
「お宅のようなちゃんとした会社なら、商品には責任をもっていますよね」

・上司→部下 目的:昇給の希望は却下しつつ、部下をつなぎとめる
「何事にもタイミングがあるんだよ」

自分が「何を」求めているか、「誰が」それを実現できるのか、そして「どうすれば」それを実現させられるのか。この3つをしっかり心得ておく事が、口頭でも文章でも、コミュニケーションにおける基本中の基本だ。

フックを使って話に引き込む

フックとは、注意をとらえる狙いで使う言葉やモノのこと。誰かに話しかけるなら、最初にしなくてはいけない事は、その人の注意を引く事だ。自分が話す内容のドラマチックな部分、面白い部分を見つけて、それがフックに使えるか検証する。

ユーモラスな逸話や体験談は優れたフックになる。いいフックになりそうな逸話や個人的体験があったら、手帳やノートに書きとめておくといい。

テーマを組み立てる

フックを使って聞き手をつかまえたら、次は注意をつなぎとめて、説得によって相手を釣り上げなければならない。切り出しのフックと最後の懇願の中間にメッセージのテーマが入る。このテーマで自分が伝えるべき要点を説明し、補強し、ハッキリと例証しなくてはならない。そのために5W1Hで考える。

終わらせ方で聞き手を動かす

「締めの言葉」を決めるには、「私は聞き手に何を求めているのか?」を考える。締め方には、聞き手に特定の行動を求める「アクション・クローズ」と、提案や例を示す事で、望ましい結果を引き出そうとする「リアクション・クローズ」がある。どちらを使うかはあらかじめ決めておく。