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2013/11/08更新

「起業」の歩き方: リアルストーリーでわかる創業から上場までの50のポイント

129分

2P

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備品は買ってはいけない

「欲しい備品リスト」を作成して持ち歩き、タダでくれる人を探せばいい。コストがかからない上に、社員のコスト意識を高める効果もある。さらに応援者を増やす事ができる。創業期に「備品を贈り、贈られた」という関係性ができると、その後も何かと付き合いが続き、縁が深まっていく。

起業に向いている性格

起業家に向く性格は「変化に強いこと」である。信頼も実績もお金もないベンチャー企業は、周囲の評価によって環境が激変する事が日常であり、常に変化の波にさらされる。変化を楽しむくらいの度量があるとベター。変化に耐えられない人が起業すると、間違いなく精神的に参ってしまう。

もう1つ、起業して成功するために不可欠な資質が「甘え上手」である。知りたい情報がある時に、臆せず「教えて下さい」と周囲を頼れる力。困った時に正直に状況を説明し、「助けて下さい」と請える力。頭を下げるのはタダで税金もかからない。会社のためであればいつでも頭を下げられる、応援してくれる人をつかまえられる。そんな根性がある人が起業には向いている。

「コネ」は惜しみなく使う

ビジネスでまず必要な事は「顧客」をつかむこと。起業したら過去の人脈を総洗いして、ありとあらゆるコネを総動員して売り込みに行くこと。それくらいの行動ができなければ、起業には向いていない。成功している起業家は、いつでも必死に人を求めて動いている。そして縁や運というのは、自分をとりまく有形無形の資産から染み出る想いがたぐり寄せるものである。

応援団をつくる

ベンチャーキャピタルと交渉するのは、ある程度事業が回るようになって実績が出るアーリー期以降が一般的。その点、エンジェルは、その人が「面白い!応援してあげたい」と決断しさえすればいいので、スタートアップ期でも出資してもらえる可能性がある。エンジェルに出会えるチャンスは、人づてのコネ。但し、エンジェルに出会えても、信頼がある起業家候補にしかお金を出してくれない。そのためには、自分の身の回りに「応援団」を作る。お金ではなく「名前」を借りて、ホームページに応援メッセージを入れさせてもらう。そうやって何人もの方々に応援団になってもらうと、エンジェルからの印象は変わる。

志は高く、頭は低く

社長の仕事は「資金を枯渇させない」「人に気持ちよく働いてもらう」という2つに収斂する。創業まもない時期は資金をいかに枯渇させずに事業を回していくかが最重要問題と言っていい。資金調達の時に冷たく足蹴にされる事など日常茶飯事。そこで必要になるのが「何度でも頭を下げられるか」である。「志は高く、頭は低く」が社長のあるべき姿である。