出世する人としない人の分かれ目
・出世している人全てに特別なスキルや並外れた能力がある訳ではない
出世する人は、出世できないその他大勢の人よりほんの少しだけ勝る「行動項目」が多いだけである。例えば、「挨拶の声が他の人に比べて大きい」「メールのレスポンスが他の人に比べて早い」「会議の場で他の人に比べて前向きな発言をする」等々。このようなちょっとした行動の差が、その項目が多ければ多いほど、出世できない人との大きな差になる。逆に出世できない人は、特別な「何か」に注力しすぎて誰にでも当たり前の事をおろそかにする。
・出世する人は、知識や経験など膨大な時間を要する事では勝負しない
年齢や経験年数に関係のない「考え方」で勝負する。知識や経験では「重鎮」級のベテランには勝てない。出世できない人は、知識やスキルに固執してしまう。
・出世する人は、会社の成長を自分の成長と捉える
出世する人は、自分の持っているもの全てを会社や仕事に投入する。出世できない人は、自分の実力を出し惜しみして、会社から「得られる」ものだけ得ようとするが、結果として何も得られず成長もできない。
・頭の良さや経歴に比例してポジションや報酬が得られる訳ではない
高度な知識やスキルは、正しい考え方のもとで使われてはじめて、その効果が表れる。考え方が間違っていると高度なスキルを備えても素晴らしいパフォーマンスは発揮できない。
経営陣に気に入られる評価の上げ方
・上司のニーズを的確に捉える
上司にゴマをするという行為よりも、上司の「ゴマをすってほしい」というニーズを的確に捉える事に意味がある。ゴマをすって評価を上げてくれる上司であれば、小さなプライドを捨て評価を上げる事を優先させる。
・依頼された仕事は内容を聞く前に「やります」と即答する
上司から依頼される仕事を断るのは問題外。指示を出す上司からすると「こいつでは無理だろうな」と思う部下には難易度の高い仕事は依頼しない。そう考えると、部下には仕事を断る理由が一切ない。
・上司が見ていない時も行動に気をつける
自分がいないところでの言動は、話の内容が盛られたり、5割増しで伝わる。悪い噂が悪い評価につながるのはもちろん、良い噂が実際以上の評価になる事も少なくない。
・上司から依頼されたらすぐに行動する
会社で役職が上位の人は「せっかち」な人が多い。「そんなに急いでいないから」という言葉をかけた直後、なかなか依頼した仕事に取り掛からない部下にイライラする。出世する人とできない人とでは仕事に対するスピード感が違う。このスピード感とは、処理スピードというより、取り掛かるまでのスピードや判断スピードを指す。