後悔しないための仕事術
②壁は迂回せよ
「壁」は、他人の意思・事情があって自分の力では動かせないものだ。もしどうしても乗り越えられない壁があったら、迂回してしまった方がいい。但し迂回する前に、それが絶対に壊れない壁なのかを見極めなくてはいけない。そこを間違えると「殻」と思わず迂回して自分が成長する機会を逃してしまう。「殻」か「壁」かは次のプロセスで確認する。
1.自分にできる事をとことんやり尽くす
2.信頼できる人にすべて話し、意見を聞く
3.壁の事を一切忘れる
4.迂回する
思い切って環境を変えれば、何もないゼロの状態からスタートできる。そこからやり直した方が、かえって将来性があるかもしれない。
③自分を適所に置け
自分が向いていない仕事をやっていては、能力は十分に発揮できない。能力が発揮しにくいと、組織の中で淘汰されてしまう。だから、自分に向いているもの、関心が向くところを選択していく。常に選択を続ける事で、自分に一番合った仕事、自分に本当に向いているものに近づいていける。異動願いを出す、転職する、手段は何でも構わない。本当に向いている事に出合わないと、開花しない。
④キャリアプランは立てるな
これだけ変化の激しい世の中で長期的なプランを作ったところで、実現できるはずがない。プランを立てるくらいなら、ビジョンを持った方がいい。ビジョンとは、自分が関心のある分野や向いていると思う仕事で、これが一番社会に貢献できそうだとイメージできるものの事だ。ビジョンを持つ時、稼げるかどうかは別にするというのが大事。お金や見栄えで選択肢を選ぶとろくな事にならない。自分が置かれた状況下、常に120%頑張った上で、目の前にある選択肢の中から少しでも自分のビジョンに寄っている選択肢を選び続ける。そうすれば道は開けていく。
⑤思い煩うな
迷った時は、すぐにどれか決めて前に進む。情報が足りなくて、あるいは決めるタイミングではなくて決められないなら、さっさと忘れる。情報が揃い、決めるタイミングが来た時にまた考えればいい。とにかく、今自分が持っているボールは全部手放そう。
⑥簡単に諦めるな
諦めると楽だし、諦めた瞬間は、すごく自分が解放されたような感覚に陥る。しかし、後になると、恐ろしいほどの後悔が必ず襲ってくる。しかも、一度諦めてしまったものは絶対に取り返せない。
⑦To doリストは作るな
リストを作るのは、やり忘れがないか心配だから。そもそも忘れるような仕事であれば、それはやらなくても困りはしない。とにかく目の前の仕事、すぐにやらなければならない事はその場その場で片づける。そうすれば、リストなど作らなくて済む。