社長タイプに求められる条件
④会社で作業をする人か、仕事をする人か
人から与えられるのが「作業」で、自分からするのが「仕事」である。「作業」をいくら続けても、能力も希少性も高まらない。
⑤営業力・プレゼン力・交渉力があるか
どんな仕事をするにしても、営業力がビジネスの基本になる。営業の極意は、相手と自分との間に、どれだけ共通点が見つけられるか。さらに、見つけた共通点の話題だけで会話が30分持つかどうか。
⑥「正解主義」「前例主義」「事なかれ主義」を打ち破れるか
今は社会の変化が激しいので、「前例」がそのまま通用する時代ではない。
⑦合わない上司がいるか
サラリーマンは出世すればするほど、上司の数が少なくなり、最大のリスクになる。最後は運と勘だが、運を引き寄せる強い意志も必要である。
自営業タイプに求められる条件
④社内自営業者になれるか
会社に寄りかかるのではなく、会社が蓄積した資産を使い倒し、自分の能力を徹底的に磨いていく。
⑤1万時間で技術を身につけたか
1万時間をかければ、どんな人でも必ずプロレベルに達する。まずは稼ぐための技術を習得すること。
⑥知名度があるか
会社にいる間から社外での自分の知名度を上げておかないと、会社を辞めても仕事がまわってこない。
⑦自由、寂しさに耐えられるか
自由ゆえの孤独に耐える必要がある。
公務員タイプに求められる条件
④組織に必要とされる最低限のスキルを身につけられるか
組織から追い出されないようにするためには、自分なりの専門を持つ必要がある。
⑤ムダな時間に耐えられるか
組織に長く居続けるためには、接待、査定、会議にも耐えなければならない。
⑥組織以外のリアルなコミュニティに属しているか
これからの時代、今いる組織とは別の山を自ら作り、状況に応じて山を乗り換える事が必要になる。遠慮なく二股をかける図太さが必要になる。
⑦仕事以外で他者から信任を得られるか
人との「つながり」こそが生命線になる。社内外でいい人間関係をつくるには、自分を安売りする事である。
研究者タイプに求められる条件
④一生を捧げてもいいと思えるほど好きなものがあるか
まずは自分がオタクになれるほど好きなものがある事が大前提になる。
⑤結婚するか
結婚をすれば、生活コストが半分になる。経済的にも精神的にも自分を応援してくれるパートナーをゲットする。
⑥家賃があるか
実家にパラサイトできる人は、実家を出ないこと。固定費を下げるため、家やマンションは絶対買わない。
⑦あなたのファンをつくれるか
オタクを目指す人の人生を好転させるきっかけは、ファンがつくかどうか。ファンが大勢できればスターになれる可能性もある。