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2013/09/05更新

大富豪のお金の教え

248分

1P

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  • ひらめきを助ける
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情報収集マニアになれ(ビル・ゲイツ)

ゲイツの成功要因の1つには、彼の「知力」が挙げられている。ビル・ゲイツの両親は書物を身近に置き、息子が本好きになるよう導いた。「読書」と「金持ち」の間には、一見何のつながりもないように思われる。しかし金持ちの多くは、とんでもない読書家だ。ゲイツはコンピュータ・プログラミングを独学で習得した。13歳の時初めてコンピュータの端末機に触れ、本を読みながら機械と格闘して覚えたのだ。子供の時に百科事典を読み、自力で情報を探す方法を身につけていなければ、10代の少年が独学で専門分野に挑むのは不可能だっただろう。

ビル・ゲイツが育った家庭は裕福だった。父は成功した弁護士、母は銀行頭取の娘。両親の金で高い学費の私立校に通い、人より早くコンピュータに接した。しかし、ゲイツの父は息子が両親の財産に頼る事なく、自分で考え、自分で決定するよう子供の頃から教えていた。資産という「魚」を息子に与える代わりに、金を稼ぐための「網」を考え出す方法を伝えたのだ。

小遣い管理を徹底せよ(ロックフェラー2世)

ロックフェラー2世は、大富豪の父から、一生働かずに生きていけるだけの財産を相続した。しかし、彼は、父から相続した遺産の額より、社会に寄与した事で評価されたいと望んだ。さらに自分の子供たちを、道楽息子ではなく、社会に貢献できる人間に育てたいと思った。

彼の小遣い教育は体系的だった。子供たちに1週間単位で小遣いを与え、使い道を小遣い帳に詳細に記録させて、それを自らチェックする。ガイドラインを定め、1/3は好きなように使ってよいが、1/3は貯蓄し、残り1/3は寄付に充てさせた。さらに彼は子供たちに最小限の小遣いしか与えず、自分で金を稼ぐ方法も学ばせた。

ロックフェラー2世の子供たちは20代半ばに一気に百万長者になったが、幼い頃から倹約の習慣を身につけていたため、突然大金持ちになっても舞い上がって財産を乱費する事はなかった。

節約の価値を叩き込め(ウォルトン家)

世界最大の流通企業ウォルマートの会長ロブ・ウォルトンのオフィスの床は約2.8坪だ。狭い上に窓もない。ロブ・ウォルトンが社内で最も狭いオフィスにこだわるのは、父が強調し続けた「節約の価値」を継承するためである。

米国では、ウォルマートの創業者サム・ウォルトンの倹約主義は広く知られている。彼は亡くなる1年前までピックアップトラックに乗り、自らハンドルを握っていた。座席は布張りで、床の敷物には穴が空いている。莫大な財産を持ちながらもウォルトンが質素な生活をしていたのは、子供の頃両親から教えられた生活習慣を持ち続けていたからだ。

「特権意識を捨てる事が、金を稼ぎ富を維持する道となる」。サム・ウォルトンが子供たちに伝えたかった金持ち論の要点である。