ビル・ゲイツ、本田宗一郎、小林一三、安藤忠雄。多くの成功者たちが、いかに苦労した道のりを歩んできたかを紹介しながら、他の人と異なることをする大切さを説く。
■成功する人は「時間」と「場所」を選んでいる
「なぜ、その分野を選んだのですか」という問いに対し、ほとんどの成功者は同じ答えを返してくる。「皆があちら側にいくから、私は皆とは違うこちら側を選んだだけなんです」
人と同じ事はしない。常に人と違う事をしようと考えてきた。そして大勢の人が集まるところから離れて努力した結果、成功したというのである。もっと言えば、大勢の人がいない「場所」と「時間」を選んだからこそ、成功できたと言える。
大事なのは競争相手の少ない分野を選ぶこと。そして、いつ、何を選ぶのかによって人生は大きく変わっていく。人生の時間は限られているからこそ、目の付けどころが大切なのだ。
時間の大切さは仕事をしなければわからない。それも自分をギリギリまで追い込んで、一生懸命仕事をしてやっとわかってくるものだ。自分の目標を実現しようと、苦しんで仕事をしてこそ、時間は有限であり、足りないという事がじわじわと体感できるようになる。
仕事のプロセスは、ほとんどが厳しい時間である。もがいても、先行きが見えない。自分は本当に正しい道を選んでいるのか、疑心暗鬼になりがちだ。
それでも、やるべき仕事は、目の前にある仕事なのだ。目の前の仕事に集中していると、ある日突然、何らかの打開策が見えてくる。考えて苦しんで仕事をしている時にこそ、光明が訪れるのだ。
人生は考え方次第で、開かれていくものだ。もし最初の目標が実現しなくても、悲観的になる事はない。目標は1つでなくていい。大切なのは前に進んでいくという楽観的な考え方だ。
著者 國貞文隆
1971年生まれ。ジャーナリスト 東洋経済新報社での記者、雑誌「GQ JAPAN」の編集者等を経て、2009年に独立。経営者の私家版随想録や社史を読み込んで、明治、大正、昭和の実業家に詳しく、また現代のベンチャー経営者の内実にも精通している。
帯 ライフネット生命保険 副社長 岩瀬 大輔 |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
まえがき | p.1 | 4分 | |
第1章 「時間」に哲学をもち、積極的に投資する | p.15 | 20分 | |
第2章 早熟型を目指すか、それとも大器晩成型か | p.55 | 36分 | |
第3章 成功するまでに必要な長い年月 | p.127 | 17分 | |
第4章 他人と同じことをしない技術 | p.161 | 25分 | |
第5章 成功するために、いかに毎日を過ごすべきか | p.211 | 18分 | |
あとがき | p.246 | 3分 |
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