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2013/11/02更新

30ポイントで身につく! 「ビジネスモデル思考」の技術

162分

1P

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ビジネス構造を整理し、組み合わせを思考する

ビジネスモデル・デザインマップは「STV+6P」で構成される。

・Segmentation(市場の細分化):市場を細かく分解する事で顧客の欲求を探る
・Targeting(明確な顧客設定):「どんなお客様なのか?」を具体的にする
・Value(顧客が獲得する価値):機能や性能ではなく、得られる「価値」を考える

①プロダクト、②プライス、③プレイス、④プロモーション、⑤パートナー、⑥ポジショニング

これらの要素がそれぞれ因果関係で結ばれている事が重要になる。仕掛けと仕組みを組み変えたり、視点を逆転させたり、何かを足したりして思考する。ドットではなくフローとして流れるように、全体をデザインする事で、儲けの構造を練り上げる。

ビジネスモデルを考えていくにあたって大切な事は、様々な他業種の「やり方」を知り、自社にうまく当てはめてみるという思考である。自社のビジネスモデルを整理した後で、他社のモデルの良いところを自社流にアレンジして取り込む事で新しいモデルにつながる事も多い。

アイデアを生み出す

新しいアイデアを発想しビジネスに活かすには、以下の事が重要である。

①ビジネスの感度を高く保つ
良いビジネスモデルを創るためには良いビジネスアイデアを常に考える習慣、書籍や情報誌を日頃から読んでおく事が必要になる。経営者の書物を読む、実際に会う、イベントに参加するなども有効。

②当たり前を否定し、代替案を考える
アイデアというものは、同じものを見ていても、捉え方の違いによって生まれる事が多くある。常に「物事の別の捉え方があるのではないか?」と考えてみる事が重要である。

③遠くかけ離れた「当たり前」を結んでみる
全く関係のない異業種のフィールドに別業界の技術や商品を掛け合わせてみる、といった方法が有効である。遠くかけ離れた「当たり前」は至るところに存在する。例えば、ホテルマンにしてみれば「当たり前」であったホスピタリティも、銀行員にしてみれば「当たり前」ではないといった事はたくさんある。ちょっとした我慢を当たり前とせずに、「こうすればいいのに」と、どんどん他から取り入れてしまう。

仕組みを創る

仕組みを創るためには、自社の事業が置かれている状況を、外部環境と内部環境の両面から客観的に把握する必要がある。この時、重要なのは競合との比較。バリューチェーンのレイヤーごとに競合と比較し、強み・弱みを把握する。その上で、レイヤーのどこにキラーポイントをつくるかを考える。

①自社のバリューチェーンを把握する
ex.商品企画→設計→試作→調達購買→生産→流通→販売→保守
②レイヤーごとにコストを洗い出す
③レイヤーごとに競合と比較し、強み・弱みを把握する